Googleが年に数回行うコアアップデートは、SEOに携わる人は知っておかなければならない情報です。
「コアアップデートの影響でSEOが難しくなった」という声も聞かれ「急に順位が落ちたらどうしよう」「アップデートに備え何をすべきか分からない」というご担当者さまも多いのではないでしょうか。
本記事ではGoogleコアアップデートの概要と、最新の傾向を紹介しています。
- SEOの担当になったがコアアップデート対策のやり方が分からない
- コアアップデートを具体的に知りたい
- コアアップデートに備えて対策しておきたい
Googleのコアアップデートはアルゴリズムの変更
Googleは小さなアップデートをほぼ毎日行っており、検索エンジンの最適化に努めています。 その中でもコアアップデートは検索のアルゴリズムを大きく改善する大規模なアップデートを指します。 年間で2〜4回程度行われ、その度に検索結果の順位が大きく変わるため、サイトへのアクセス数が大きく変化しその都度SEO施策が必須です。SEOマーケティングを実践するうえで、コアアップデートへの理解は欠かせません。コアアップデートは事前告知される
コアアップデートはGoogleの公式Twitter「Google Search Central」のアカウントで告知されます。 内容は英語で書かれているため内容を理解するためには、SEOに詳しいアカウントをいくつかフォローすると、要約された情報が手に入るのでおすすめです。 文中に「a broad core algorithm update」と書かれていた場合はコアアップデートに関するTweetなので、周囲の動向にアンテナを張りましょう。アルゴリズムの内容は全て公開されない
「アルゴリズム」とは検索順位を決めるロジックで200以上あるといわれていますが、全ては公開されていません。 ロールアウト(運用開始)されると、完了するまで2週間程度かかるといわれています。 もし順位が下がってもすぐに記事を削除したりリライトせず、あわてずに様子を見ましょう。 アルゴリズムの内容を確認するには、アップデート後の結果を基に分析し、アルゴリズムを予測、検証する他に詳細を知る方法はありません。 そして、分析したとしても「真の正解は分からない」といわれているのです。コアアップデートの目的は検索エンジンの最適化
Googleがコアアップデートを行う理由は、ユーザーが探したい情報を正確に、より早く提供することです。 そのための手段の一つとして、良質な情報が記載されている記事を上位表示します。 質の低いコンテンツが上位に来てしまうと、検索ユーザーが求めている情報がすぐに探し出せず、ユーザーの要望を叶えられないからです。 ユーザーの「クエリ=検索ワード(意図)」に対し、求められている情報が記載されている記事を上位に表示させるよう、アルゴリズムを更新しているのです。コアアップデートはSEO関係者から恐れられている
コアアップデートが行われると検索順位が大きく変動するので、サイト運営者やブログ運営をしている人たちは、コアアップデートに一喜一憂しています。 コアアップデートの順位変動は激しく、上位表示(1ページ目)に表示されていたサイトがいきなり圏外(100位以下)になることもあるのです。 検索順位が下がればサイトのアクセス数が減るのは当然のこと、付随してさまざまな不利益が生じます。- 申し込み数の減少
- 会員登録数の減少
- 株価下落
コアアップデートの最新傾向はE-E-A-T
Googleのアルゴリズムを知るには、Googleが公表している「検索品質評価ガイドライン」を理解する必要があります。 このガイドラインは定期的に内容が更新され、これを読めばGoogleが評価する「良い記事」が分かるのです。 ガイドラインは176ページにわたる膨大な量で、すべて英語表記のため読み解くのが困難ですが、重要な項目としてNeeds MetとE-E-A-Tの2つをおさえておく必要があります。1.Needs Met(ニーズメット)
Needs Metはコンテンツがユーザーにとって有益で、求めている情報が記載されているかという意味です。 Needs Metを満たすためには検索意図を正しくつかむ必要があります。 Googleは4 new moments every marketer should know で、検索意図の意味を以下のように提唱しています。- 知りたいとき(Knowクエリ)
- 行きたいとき(Goクエリ)
- 何かをしたいとき(Doクエリ)
- 買いたいとき(Buyクエリ)
- 指名検索
2.E-E-A-T(イーイーエーティー)
E-E-A-Tは次の4つの頭文字を取った評価指標です。- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
- Experience:ネット上に溢れている誰かの意見をそのまま載せていないか
- Expertise:コンテンツの内容は、特定のジャンルに特化し専門性があるか
- Authoritativeness:著者はコンテンツの内容にふさわしい知識や資格を持っている
- Trustworthiness:サイトの安全性が保たれ信頼できるコンテンツであるか
- 自分の経験(一次情報)や自分がインタビューしたりアンケートを取った記事を載せる
- 全てを網羅した記事ではなく、検索クエリを深く掘った情報が記載している
- 医者やFPなど、資格を持った人物が監修している
- サイトはSSL化され、著者の会社所在地や問い合わせフォームが設置されている
コアアップデートに影響を受けるジャンルはYMYL
コアアップデートは全てのサイトに影響するわけではありません。 ジャンルによってはほとんど影響がないものもあれば、トップページから圏外まで下がってしまうこともあります。 最近のコアアップデートの傾向から、影響を受けるジャンルが分かってきました。コアアップデートの影響を受けるジャンル
アップデートの影響を受けるのは「YMYL」ジャンルです。 your Money your Lifeとはお金、健康、金融、医療に関する内容を発信しているコンテンツです。 このジャンルは専門性や権威性が重要視されるため、個人のブログやサイトは不利といわれ、企業や国の機関などが高順位に表示されています。 ユーザーの生活に直接影響を及ぼす内容なので、個人や専門性の低い企業のサイトは上位表示が難しいジャンルです。 専門家の監修を入れるなど工夫しましょう。コアアップデートが起こっても生き残るための対策
コアアップデートは今後も年に数回行われると予想され、その度に大幅な順位変動が起きるのは避けられない事実です。 アップデート後に対策するよりも、いつアップデートが起きてもいいように事前に対策を取り準備しておきましょう。SEO以外からも流入経路を持っておく
SEO対策に力を入れサイトへの流入経路を検索だけに頼っていると、コアアップデートの内容しだいで検索順位に影響が出てしまいます。 LINE、メルマガ、Twitterなど、検索エンジンからの訪問以外にもサイトへ誘導する導線を作っておけば、アップデートの結果に一喜一憂する心配はありません。 日ごろから複数の流入経路を持っておきましょう。 関連記事:SNSマーケティングとは?企業が行うべき理由と活用方法をご紹介オリジナル性の高いコンテンツにする
コンテンツに載せる数字や情報は、できるだけ自社で収集した物を使いましょう。 実体験に勝るものはありません。 特に大企業は、細かい実体験を基にしたコンテンツは作りづらくなっています。 中小企業こそ、実際に社員が使ってみたレビューや、便利な使い方をオリジナルの写真を使って紹介するなど、自社にしか作れないコンテンツを目指しましょう。記事の関連性を重要視したコンテンツにする
SEOで上位を取るために複数の内容を網羅したコンテンツにすると、専門性が薄れユーザーの欲しい情報が見つかりにくくなります。 「コピー 紙づまり」のクエリで検索したユーザーは、紙づまりの改善方法やメーカーごとの紙の取り除き方を求めています。 複合機の値段比較、お得なキャンペーン情報など、複数の情報を網羅した内容は、余計な情報です。 徹底的に紙づまりの対処法を載せた方が、ユーザーにとって有益なコンテンツになるということです。コアアップデートを理解して最適なSEO対策を
コアアップデートに左右されない最大のSEO対策は、ユーザーが求めている情報を届けられるような、良質なコンテンツを作ることです。 コアアップデートは奥が深く、専門家が分析しても正解が分からないといわれています。 中小企業のSEO担当者は、アップデートの内容を分析するのに時間を費やすのではなく、 アップデートに負けない、オリジナルで良質なコンテンツを作っていくことに力を入れることが、一番のSEO対策です。 「ユーザーにフォーカスを当てれば、結果はついてくる」です! 関連記事:SEOとは?基本知識やメリット、具体的な流れをわかりやすく解説 #SEO#ライティング
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