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「CI/CDって最近よく聞くけど、うちのような中小企業には関係ないのでは?」
そう思われている経営者の方は少なくありません。しかし実は、CI/CDは限られたリソースで効率的にシステム開発を進めたい中小企業にこそ大きなメリットがあります。
システム開発において「納期が遅れる」「修正のたびに時間がかかる」「担当者が辞めると困る」といった課題を抱えていませんか?CI/CDは、こうした課題を解決し、スピードと品質を両立させる現代的な開発手法です。
この記事では、CI/CDの基本的な意味から、中小企業が導入することで得られる具体的なメリット、そして実際の導入方法までを、専門用語を避けてわかりやすく解説します。
CI/CDとは?基本を理解しよう
CI/CDは、システム開発を効率化するための開発手法です。特定のツールや技術を指すのではなく、「継続的に改善を重ねながら、素早く確実にシステムを提供する」という考え方と実践方法の総称です。
CI/CDの意味を簡単に説明すると
CI/CDは、以下の2つの言葉の略称です。
- CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)
- CD(Continuous Delivery/Deployment:継続的デリバリー・デプロイ)
簡単に言えば、「小さな変更を頻繁に加えながら、自動的にチェックして、すぐに使える状態にする開発の進め方」です。
料理に例えるとわかりやすいでしょう。従来の開発は、すべての材料を切り終えてから一気に調理する方法です。一方、CI/CDは、材料を少しずつ切っては味見をし、問題があればすぐに修正しながら進める方法。常に味を確認しながら進めるので、最後に「失敗した!」ということが起きにくいのです。
CIとCDの役割
**CI(継続的インテグレーション)**は、開発者がコード(プログラム)を書くたびに、自動的に全体と統合して問題がないかチェックする仕組みです。
従来の開発では、複数の開発者がそれぞれ作業を進め、最後にまとめて統合していました。すると「Aさんの作った部分とBさんの作った部分が衝突する」「統合したら動かなくなった」といった問題が頻発します。
CIでは、コードを書くたびに自動でテストが実行され、問題があればすぐに気づけるため、小さな問題のうちに解決できます。
CD(継続的デリバリー・デプロイ)は、テストを通過したコードをいつでもすぐに本番環境(実際に使う環境)に反映できる状態にしておく仕組みです。
中小企業のシステム開発では、まず継続的デリバリーから始めるケースが一般的です。「リリースしたいときにすぐリリースできる」状態を保つことで、市場の変化や顧客の要望に素早く対応できます。
従来の開発手法との違い
従来の開発手法とCI/CDの違いを比較してみましょう。
従来の開発(ウォーターフォール型)
- すべての要件を最初に決める
- 数ヶ月かけて開発する
- 開発が終わってからテストする
- 問題が見つかれば大幅な手戻り
- リリース時に大きなリスク
CI/CDを活用した開発
- 小さな機能単位で開発する
- コードを書くたびに自動テスト
- 問題があればすぐに修正
- 常に動く状態を保つ
- リリースは日常的で低リスク
例えば、請求書発行システムを作る場合、従来の方法では、「顧客管理」「見積作成」「請求書発行」「メール送信」すべてを3ヶ月かけて作り、最後にまとめてテストします。もし根本的な問題が見つかれば、大幅な作り直しが必要です。
CI/CDでは、まず「顧客管理」だけを1週間で作り、テストして動作確認。次に「見積作成」を追加してテスト。このように小さく作って確認を繰り返すため、問題があっても影響範囲が限定的で、修正も容易です。
なぜ今CI/CDが注目されているのか
CI/CDは10年以上前から存在する概念ですが、ここ数年で中小企業でも導入が進んでいます。その背景には、ビジネス環境の大きな変化があります。
ビジネス環境の変化とシステム開発の課題
現代のビジネスは、かつてないスピードで変化しています。
市場の変化が加速している
- 顧客のニーズが短期間で変わる
- 競合が新しいサービスをすぐに投入してくる
- 法改正や制度変更への対応が頻繁に必要
デジタル化が必須になった
- コロナ禍でオンライン対応が急務に
- 紙やExcelでの管理が限界に
- 業務システムなしでは競争力を保てない
こうした環境で、「システムを作るのに半年かかります」では、完成した頃には要件が変わっているという事態が起きます。CI/CDは、こうした「変化への対応」を前提とした開発手法です。小さく作って素早くリリースし、フィードバックを受けて改善するサイクルを回すことで、変化に柔軟に対応できます。
手作業による開発の限界とスピード・品質の両立
多くの中小企業では、システム開発において手作業が残っています。
手作業の課題
- テストの手動実行によるチェック漏れ
- リリース作業の手動対応によるミスリスク
- 環境構築の手動設定による属人化
これは、Excel管理や紙の書類での業務に似ています。人の手を介する工程が多いほど、ミスが起きやすく、時間もかかり、属人化も進みます。
従来は「早く作ると品質が下がる」「品質を上げると時間がかかる」が常識でした。しかし現代では、スピードと品質の両立が求められています。市場投入のスピードが競争力に直結する一方、品質問題は信頼を大きく損なうからです。
CI/CDは、自動テストによって品質を保ちながら開発スピードを上げることを可能にします。人間が手動でテストするよりも、自動テストの方が速く、正確で、漏れがありません。
中小企業こそCI/CDの恩恵を受けやすい理由
「CI/CDは大企業や技術力の高い会社だけのものでは?」と思われるかもしれません。しかし実際は、中小企業こそCI/CDの恩恵を受けやすいのです。
限られた人材を有効活用できる
- 自動化により少人数でも品質を保てる
- 属人化を防ぎ、誰かが休んでも開発が止まらない
- 新しいメンバーの立ち上がりが早い
初期投資が以前より大幅に下がった
- クラウドサービスで低コストで始められる
- 無料で使えるCI/CDツールも充実
- 小規模から段階的に導入できる
競合との差別化につながる
- 大手より小回りが利く強みを最大化
- 顧客の要望に素早く対応できる
- 継続的な改善で顧客満足度を高められる
むしろ、大企業よりも意思決定が早く、組織がシンプルな中小企業の方が、CI/CDを導入しやすい面もあります。
CI/CDを導入すると何が変わる?具体的なメリット
CI/CDを導入することで実際にどのような変化が起きるのか、中小企業の実情に即した具体的なメリットを見ていきましょう。
開発スピードが格段に上がる
CI/CDの最も大きなメリットは、開発スピードの劇的な向上です。
従来の開発では、テストの実施に半日〜1日、不具合の原因特定に数時間〜数日、リリース作業に2〜3時間かかっていました。CI/CDを導入すると、これらがすべて数分に短縮されます。
例えば、顧客管理システムに「メール送信機能」を追加する場合を考えてみましょう。
従来の方法
- 機能を開発(1日)
- 手動でテスト(半日)
- 不具合を発見・修正(半日)
- 再テスト(半日)
- リリース準備・作業(半日)
→ 合計3日
CI/CD導入後
- 機能を開発(1日)
- コードを保存すると自動テスト(5分)
- 不具合があればすぐ通知、修正(30分)
- 再度自動テスト(5分)
- ボタン一つでリリース(5分)
→ 合計1日
開発期間が3分の1になる計算です。さらに重要なのは、「リリースが怖くなくなる」ことです。従来は慎重になっていたリリース作業が、CI/CDではいつでも安心してリリースできるようになります。
バグや不具合を早期に発見できる
システム開発において、バグの発見が遅れるほど、修正コストは高くなります。
バグ発見のタイミングと修正コスト
- 開発中に発見:修正コスト 1
- テスト段階で発見:修正コスト 10
- リリース後に発見:修正コスト 100
CI/CDでは、コードを書いた直後に自動テストが走るため、問題を最も早い段階で発見できます。
自動テストが検出する問題の例
- 新しい機能が既存の機能を壊していないか
- セキュリティの脆弱性がないか
- パフォーマンスが低下していないか
- 想定外の入力に対応できるか
ある製造業の中小企業では、受注管理システムにCI/CDを導入した結果、リリース後の不具合報告が月平均8件から1件に減少しました。不具合対応に追われる時間が激減し、新機能の開発に集中できるようになったのです。
属人化を防ぎ、チーム全体で品質を保てる
多くの中小企業が抱える深刻な課題が属人化です。「この機能は○○さんしかわからない」「担当者が休むと開発が止まる」といった問題は、CI/CDで大きく改善します。
CI/CDが属人化を防ぐ仕組み
- 自動テストがあるため、誰が修正しても品質が保たれる
- 「この部分を変えると何が壊れるか」を人間が覚えておく必要がない
- コードの変更履歴が明確に残る
- いつ、誰が、何を、なぜ変更したかがわかる
- 開発環境が標準化される
- 「私のパソコンでは動く」問題がなくなる
例えば、ある建設業の中小企業では、工事管理システムの開発を1人の社員に依存していました。その社員が体調を崩して休職した際、システムの修正ができず業務に支障が出ました。
CI/CD導入後は、自動テストとドキュメントが整備され、誰でも安心して修正できる体制が整いました。結果として、メインの開発者が休んでも、他のメンバーが対応できるようになったのです。
安心して機能追加・改善ができる環境
「システムに手を加えるのが怖い」——これは多くの企業が抱える悩みです。修正したら他の部分が壊れるかもしれない、テストが大変で時間がかかる、といった不安から、「触らぬ神に祟りなし」になってしまいます。
CI/CDがあれば、この不安が解消されます。
安心して変更できる理由
- 自動テストが安全網になる
- 小さな変更を頻繁に行える
- 簡単にロールバック(元に戻す)できる
ある卸売業の企業では、10年前に作った受注システムを「怖くて触れない」状態で使い続けていました。CI/CDを導入したことで、週に1回のペースで小さな改善を加えられるようになり、ユーザーからの要望に素早く対応できるようになりました。
CI/CDの仕組みをわかりやすく解説
CI/CDの全体的な流れを、ステップごとに見ていきましょう。
コードを書いてから本番環境に反映されるまでの流れ
ステップ1:開発者がコードを書く
- プログラマーが新機能や修正を開発
- 自分のパソコンで動作確認
ステップ2:コードを保存(プッシュ)
- 開発したコードを共有の場所に保存
- この瞬間にCI/CDの自動処理が始まる
ステップ3:自動ビルド
- コードを実行可能な形に変換
- 必要なライブラリや設定を組み込む
ステップ4:自動テスト
- 事前に用意したテストが自動実行される
- 数分〜数十分で数百〜数千のテストが完了
ステップ5:テスト結果の通知
- 問題がなければ「OK」の通知
- 問題があれば「どこで失敗したか」を通知
ステップ6:本番環境へデプロイ
- 最終確認が取れたら本番環境に反映
- ボタン一つで完了(または完全自動)
この一連の流れが、数分から数十分で完了します。従来は数日かかっていた作業が、自動化によって劇的に短縮されるのです。
自動テストで品質を守る仕組み
CI/CDの核心は自動テストにあります。どのようなテストが自動で行われるのか、具体例で見てみましょう。
単体テスト(ユニットテスト)
- 個々の機能が正しく動くかをチェック
結合テスト(インテグレーションテスト)
- 複数の機能を組み合わせて動くかをチェック
画面テスト(UIテスト)
- 実際の画面操作が正しく動くかをチェック
セキュリティテスト
- セキュリティの脆弱性がないかをチェック
これらのテストが、コードを保存するたびに自動で実行されます。人間が手動でテストする場合、せいぜい数十パターンですが、自動テストなら数百〜数千パターンを数分でチェックできます。
問題があったときの対応
問題発見から解決までの流れ
- 即座に通知が届く
- メールやチャットで開発者に通知
- 問題箇所を特定
- テスト結果から原因を推測
- 修正して再テスト
- 問題を修正してコードを保存
- テストが通れば次のステップへ
- すべてのテストが成功したら先に進める
重要なのは、問題が本番環境に到達する前に防げることです。また、万が一本番環境で問題が起きた場合も、**簡単にロールバック(前の状態に戻す)**できます。
よく使われるCI/CDツール
中小企業でもよく使われる代表的なツールを紹介します。
GitHub Actions
- GitHubと統合されたCI/CDツール
- 小規模なら無料で使える
- 設定が比較的簡単
GitLab CI/CD
- GitLabに組み込まれたCI/CDツール
- コード管理からデプロイまで一元管理
CircleCI
- クラウド型のCI/CDサービス
- 高速で動作する
Jenkins
- 老舗のCI/CDツール
- 自由度が高いが設定が複雑
どのツールを選ぶべきかは、開発規模、予算、技術力によって異なります。重要なのは、完璧なツールを選ぶことではなく、まず始めてみることです。
中小企業がCI/CDを導入する際の現実的な課題
CI/CDの仕組みや効果を理解しても、「うちの会社で本当に導入できるのか?」という不安を感じる経営者の方は少なくありません。ここでは、多くの中小企業が直面する課題を正直にお伝えします。
「うちには関係ない」と思われがちな理由
CI/CDに関する情報の多くは、大規模システムや有名IT企業の事例が中心です。「1日に100回デプロイ」「数千人の開発者が利用」といった華々しい数字が並び、中小企業の経営者からすれば「うちとは世界が違う」と感じてしまうのも無理はありません。
また、過去にSaaS(クラウドサービス)を導入して失敗した経験がある経営者も多いのではないでしょうか。「高機能すぎて使いこなせなかった」「社員が使ってくれず、結局Excel管理に戻った」といった経験から、「新しい仕組みは自社には合わない」という警戒心が生まれます。
初期コストや学習コストへの不安
CI/CD導入には、大きく分けて3つのコストがかかります。
1. ツール導入コスト
- 小規模なら無料プランで開始可能
- 月額数千円〜数万円のプランもある
2. システム構築コスト
- 既存システムをCI/CD対応にする改修費用
- 規模により数十万円〜数百万円
3. 学習・定着コスト
- 社員の教育研修
- 試行錯誤の時間
正直に言えば、ゼロ円で始められるわけではありません。しかし、「何百万円も必要」というわけでもないのが実情です。
また、CI/CDを使いこなすには、ある程度の学習が必要です。開発担当者には数週間から数ヶ月の学習期間が必要ですが、経営者の方は、技術的な詳細まで理解する必要はありません。「なぜ導入するのか」を社員に説明できる程度の理解があれば十分です。
IT人材がいない場合の導入ハードル
「うちにはITに詳しい社員がいない」という課題は、多くの中小企業に共通する悩みです。
システム開発を外注している企業の場合、社内に技術的な判断ができる人がいないため、開発会社から提案されても良し悪しが分からないという状況があります。この状況では、開発会社の言いなりになってしまうリスクがあります。
また、「それならエンジニアを採用すれば」と考えても、中小企業のエンジニア採用は容易ではありません。大手企業との給与格差、技術的な魅力の訴求の難しさ、そもそも応募が集まらないといった課題があります。
既存システムとの兼ね合い
すでに稼働しているシステムがある場合、CI/CD導入にはさらに複雑な課題が生まれます。
長年使ってきたシステムは、CI/CDに対応していないことがほとんどです。10年以上前に構築したシステム、開発した会社が既に存在しない、ソースコードの管理があいまい、といった「レガシーシステム」をCI/CD対応にするには、大規模な改修が必要になることがあります。
また、特定の開発会社に依存している場合、CI/CD導入の選択肢が限られることもあります。この「ベンダーロックイン」の状態では、経営判断として踏み切りにくいのが現実です。
中小企業がCI/CDを活用するための現実的なアプローチ
課題があるからといって、CI/CDを諦める必要はありません。大切なのは、自社の規模や状況に合った「ちょうどいい」導入方法を選ぶことです。
いきなり完璧を目指さなくても大丈夫
CI/CD導入で失敗する最大の原因は、**「最初から完璧を目指してしまうこと」**です。
すべての機能を一度に自動化しようとする、最新のツールや手法をすべて取り入れようとする、といった「完璧主義」は、結果としてプロジェクトの頓挫を招きます。
最初は60点の仕組みで十分です。むしろ、60点の仕組みを早く動かして、使いながら改善していく方が成功率は高くなります。
60点の仕組みの例
- 自動テストは主要機能だけ
- デプロイは週1回からスタート
- 最初は1つのシステムだけCI/CD化
- マニュアル作業が一部残っていてもOK
重要なのは、「継続的に改善する」というCI/CDの本質を体現することです。仕組み自体も、継続的に改善していけばいいのです。
小さく始めて段階的に広げる方法
中小企業のCI/CD導入は、スモールスタートが鉄則です。
フェーズ1:最小限の自動化(1〜3ヶ月)
- コードのバージョン管理を始める
- 簡単な自動テストを1つ作る
- 手動デプロイの手順を文書化する
- 目標:「自動化」の感覚をつかむ
フェーズ2:主要機能の自動化(3〜6ヶ月)
- 自動テストのカバー範囲を広げる
- 本番環境への自動デプロイを試す
- チーム全員がCI/CDを使えるようにする
- 目標:開発スピードの向上を実感
フェーズ3:本格運用と横展開(6ヶ月〜)
- 他のシステムやプロジェクトにも適用
- 監視・アラートの仕組みを整える
- 目標:CI/CDが当たり前の文化になる
実際の中小企業での導入例では、1ヶ月目に顧客管理システムの一部で試験導入し、3ヶ月目に在庫管理システムにも展開、6ヶ月目には全社の業務システムをCI/CD化した結果、システム修正の時間が1/3に短縮されたケースもあります。
自社に合った「ちょうどいい」仕組みづくり
CI/CDに「正解」はありません。大切なのは、自社の状況に合った仕組みを作ることです。
会社の規模に合わせた設計
小規模(従業員1〜10名)
- シンプルな構成で十分
- 無料ツールを最大限活用
- 目安予算:月額1〜5万円
中規模(従業員11〜50名)
- 複数システムの管理を考慮
- 有料ツールの導入を検討
- 目安予算:月額5〜20万円
重要なのは、背伸びしすぎないことです。10名の会社が100名規模の企業と同じ仕組みを作る必要はありません。
業務フローに合わせたカスタマイズ
リリース頻度は業務に合わせる(毎日 or 週1回 or 月1回)、テストの範囲は重要度に応じて調整、といったように、自社の業務フローに合わせてカスタマイズすることが重要です。
例えば、「毎日リリースする必要がない」なら、週1回のデプロイで十分です。無理に頻度を上げる必要はありません。
パートナー選びで成否が決まる
CI/CD導入の成否は、誰と一緒に進めるかで大きく変わります。
良いパートナーの条件
- 傾聴力がある
- 自社の業務フローを丁寧にヒアリングしてくれる
- 「必要ない機能」も正直に教えてくれる
- 段階的な提案ができる
- いきなり大規模な提案をしない
- 予算に応じた選択肢を示してくれる
- 説明が分かりやすい
- 専門用語を使わず説明できる
- 「分からないこと」を質問しやすい雰囲気
- 伴走型のサポート
- 導入して終わりではない
- 定期的な改善提案がある
- 実績と信頼性
- 中小企業での導入実績がある
- 具体的な成果を示せる
本当の伴走型支援とは、「システムを作って終わり」ではなく、使いこなせるようになるまで支援してくれることです。
Harmonic SocietyのCI/CD活用と開発支援
私たちHarmonic Societyは、CI/CDを前提とした開発体制で、中小企業の「ちょうどいい」システムづくりを支援しています。
CI/CDを前提とした開発体制
Harmonic Societyでは、すべてのシステム開発プロジェクトでCI/CDを標準装備しています。
私たちの開発フロー
- 要件定義:お客様の業務フローを詳しくヒアリング
- 設計・開発:最初からCI/CD対応の設計、AI活用で高速開発
- テスト・リリース:自動テストで品質を担保、段階的なリリース
- 運用・改善:継続的な監視とメンテナンス、定期的な改善提案
この一連の流れで、従来の1/10の期間、1/5の費用でシステムを構築できます。
AI活用との組み合わせ
私たちの強みは、CI/CDとAIを組み合わせた開発手法にあります。コード生成の高速化、テストケースの自動生成、バグの早期発見、ドキュメント作成の自動化にAIを活用することで、人間は「何を作るか」に集中できます。
具体的な開発期間と費用
- 顧客管理システム(CRM):開発期間2〜3週間、費用30万円〜
- 予約管理システム:開発期間3〜4週間、費用50万円〜
- 見積・請求システム:開発期間4〜6週間、費用70万円〜
すべてのシステムにCI/CDが組み込まれているため、リリース後の機能追加や修正も迅速に対応できます。
中小企業の実情に寄り添う柔軟な対応
私たちは、中小企業の実情を理解した提案を大切にしています。
「やらなくていいこと」も提案する
システム開発では、「あれもこれも」と機能を盛り込みたくなるものです。しかし、本当に必要な機能は意外と少ないことがほとんどです。私たちは、ヒアリングの中で「この機能は今は必要ないかもしれません」と正直にお伝えします。
予算に合わせた段階的な実装
「やりたいことはあるけど、予算が限られている」というのは、中小企業の共通の悩みです。私たちは、予算に応じて優先順位をつけた段階的な実装を提案します。
例えば、フェーズ1(予算30万円)で最小限の機能で開始し、フェーズ2(予算20万円)で必要と感じた機能を追加、フェーズ3(予算15万円)でさらなる効率化、といった形で、一度に大きな投資をしなくても、段階的にシステムを成長させられます。
導入後も安心のサポート体制
システムは「作って終わり」ではありません。むしろ、使い始めてからが本当のスタートです。
継続的な改善提案
- 利用状況を分析し、改善点を提案
- 小さな改修は即日対応
- 定期的なメンテナンスで安定稼働
困ったときにすぐ相談できる
- チャットやメールで気軽に相談
- 緊急時は電話対応
- 「こんなこと聞いていいのかな」も大歓迎
社員の方が使いこなせるまで伴走
- 操作レクチャー
- マニュアル作成
- 定期的なフォローアップ
私たちが目指すのは、お客様が自走できるようになることです。いつまでも私たちに依存するのではなく、社内で運用できる体制を一緒に作っていきます。
まとめ:CI/CDは中小企業の「これから」を支える仕組み
CI/CDの本質は「継続的な改善」
CI/CDは、単なる開発手法ではありません。その本質は、「継続的に改善する」という文化にあります。
一度作って終わりではなく、使いながら改善し、変化に対応し続ける。この考え方は、システム開発だけでなく、ビジネス全体に通じる重要な姿勢です。
規模ではなく、考え方が大切
「うちは小さいから」「大企業じゃないから」という理由でCI/CDを諦める必要はありません。
重要なのは規模ではなく、「変化に対応し続ける」という考え方です。むしろ、小回りが利く中小企業こそ、CI/CDの恩恵を最大限に受けられます。
まずは相談から始めてみませんか
CI/CDに興味を持たれた方、「うちでも導入できるのか」と疑問に思われた方、まずはお気軽にご相談ください。
Harmonic Societyは、あなたの会社に「ちょうどいい」仕組みを一緒に考えます。大規模なシステムを押し付けることはありません。予算や状況に合わせて、最適な提案をいたします。
お問い合わせはこちら
https://harmonic-society.co.jp/contact/
テクノロジーと人間性の調和を通じて、純粋さを大切に夢中でいられる社会をつくる——それが私たちのビジョンです。あなたのビジネスの成長を、私たちが全力でサポートします。
