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CRMシステムの外注vs自社開発を徹底比較|Excel管理からの脱却ガイド

目次

Excel管理の限界とCRMシステムが必要な理由

「顧客情報はExcelで管理しているけど、最近うまく回らなくなってきた…」

多くの企業が同じ課題に直面しています。創業当初は数十件だった顧客も、事業の成長とともに数百件、数千件と増加。Excelでの管理が限界を迎え、営業活動の効率が低下しているのです。

Excelでの顧客管理が抱える課題

Excel管理には、多くの企業が直面する典型的な課題があります。

情報の分散と属人化

営業担当者ごとに独自のExcelファイルで管理していると、「誰がどの顧客を担当しているのか」「最新の商談状況はどうなっているのか」が把握できません。ベテラン営業担当者の退職時に、約200社の顧客情報が個人のPCにしか存在せず、引き継ぎに3ヶ月を要したケースもあります。情報の属人化は、企業の持続可能性そのものを脅かす経営リスクです。

リアルタイム共有の困難さ

外出先や在宅勤務では最新情報へのアクセスが難しく、「最新版はどれ?」と確認し合う時間が発生します。営業担当者が商談中に顧客の過去の問い合わせ内容を確認したくても、オフィスに戻るまで分からない状況は、顧客満足度の低下に直結します。

データ活用の限界

「今月フォローすべき顧客リスト」を作成するだけで半日かかるという話も珍しくありません。営業マネージャーが月次報告のために各担当者のExcelファイルを集め、手作業で統合する作業だけで丸一日を費やしているケースもあります。本来であれば、この時間を顧客との関係構築や新規開拓に充てるべきです。

セキュリティとコンプライアンスのリスク

Excelファイルは簡単にコピーでき、USBメモリやメールで持ち出せてしまいます。「誰が、いつ、どの情報にアクセスしたか」を記録できないExcel管理は、個人情報保護法への対応も困難です。

業務時間の浪費

情報管理に費やす時間が、営業担当者の業務時間の30〜40%を占めているという調査結果もあります。営業担当者が5名いる企業であれば、年間1,200時間、実に150日分の労働時間が非生産的な作業に消えています。この時間を金額に換算すると、人件費として数百万円規模の損失になります。

CRMシステムとは?顧客関係管理の本質

こうしたExcel管理の課題を解決するのがCRMシステムです。CRMとは「Customer Relationship Management(顧客関係管理)」の略で、顧客情報を一元管理し、営業活動やマーケティング、カスタマーサポートを効率化するためのツールです。

CRMシステムの本質は、単なる「デジタル化された顧客台帳」ではありません。顧客との関係性を資産として捉え、その関係性を継続的に深化させていくための戦略的なツールなのです。

CRMシステムの3つの本質的役割

①情報の一元管理による組織知の形成

バラバラだった顧客データを統合し、チーム全体で共有できる状態にします。個人の頭の中や手元のファイルにあった「暗黙知」が、組織全体で活用できる「形式知」へと変わります。新人でもベテランの知見を活かした対応ができ、組織全体の営業力が底上げされます。

②営業プロセスの可視化と標準化

商談の進捗状況、次回アクション予定、各フェーズでの滞留期間などを見える化し、対応漏れを防ぎます。成約率の高い営業担当者の行動パターンを分析し、「勝ちパターン」を組織に横展開できます。属人的だった営業活動が、再現可能なプロセスへと進化するのです。

③データに基づく意思決定の実現

蓄積されたデータから顧客の傾向を分析し、最適なアプローチ方法を導き出します。「なんとなく」「経験的に」といった感覚的な判断ではなく、客観的なデータに基づく戦略立案が可能になります。

CRM導入で実現する7つの効果

①情報の属人化解消

担当者不在でも顧客対応が可能になり、退職や異動があっても蓄積された情報が組織に残ります。顧客満足度スコアが15%向上したという報告もあります。

②営業機会の損失防止

フォローアップ漏れや対応遅れを防ぎ、商談を確実に前進させます。適切なタイミングでのフォローアップにより、成約率が平均20〜30%向上するというデータもあります。

③戦略的な経営判断

「どの顧客セグメントが最も利益率が高いか」「どの営業活動が成果につながっているか」といった本質的な問いに、データで答えることができます。

④業務時間の大幅削減

情報検索や報告書作成にかかる時間を最大80%削減し、本来の営業活動に集中できます。週次報告の作成時間が1人あたり2時間から15分に短縮された事例もあります。

⑤顧客満足度の向上

過去のやり取りを踏まえた最適な提案ができ、顧客との信頼関係が深まります。既存顧客からのリピート受注が前年比で25%増加した企業もあります。

⑥営業チームのスキル標準化

成約率の高い営業担当者の行動パターンがデータとして可視化されるため、新人教育や営業スキルの底上げに活用できます。

⑦コンプライアンス強化

適切なアクセス権限管理、操作ログの記録、データのバックアップなど、セキュリティ面での対策が標準装備されています。

中小企業こそCRMシステムが必要な理由

「うちみたいな小さな会社にCRMなんて必要ない」と思っていませんか?実は、中小企業こそCRMシステムの恩恵を受けやすいのです。

限られたリソースの最大活用

中小企業は少人数で多くの業務をこなす必要があります。営業担当者が3名いれば、年間360時間の削減は45日分の労働時間に相当し、実質的に0.5人分の人員増加と同じ効果があります。新たに人を雇用することなく、既存メンバーの生産性を向上させることができるのです。

組織の成長痛を未然に防ぐ

顧客数が100社の段階でCRMを導入しておけば、1,000社に増えても同じ仕組みで管理できます。一方、1,000社になってから導入しようとすると、データ整理だけで数ヶ月を要します。成長の初期段階での投資が、将来の大きなリターンにつながるのです。

大企業との競争優位性の確保

中小企業が大企業と競争する上で、「きめ細かい顧客対応」は大きな武器になります。CRMシステムを活用すれば、顧客一人ひとりの状況に合わせたパーソナライズされた対応が可能になり、大企業にはできない価値を提供できます。

最近のCRMシステムは、必要な機能だけを備えたシンプルな構成なら、従来の1/3〜1/2程度のコストで導入可能。最小構成であれば1〜3週間という短期間で運用開始できます。

CRMシステムの主要機能とビジネスへの効果

CRMシステムには、顧客管理を効率化するさまざまな機能が備わっています。重要なのは、「自社のビジネス課題を解決する機能は何か」を見極めることです。

顧客情報の一元管理機能

CRMシステムの中核となるのが顧客情報の一元管理機能です。すべての顧客情報が一箇所に集約されるため、必要な情報に瞬時にアクセスできます。

一元管理がもたらす価値

  • 情報へのアクセス性向上:検索機能を使えば、顧客名、担当者名、商品名、日付など、あらゆる切り口から瞬時に情報を引き出せます
  • 情報の一貫性と正確性の確保:複数のファイルに同じ顧客情報が存在し、内容が食い違うという事態がなくなります
  • 組織全体での情報共有:部門や役職に関わらず、権限に応じて必要な情報にアクセスでき、組織全体で顧客理解が深まります

管理できる主な情報

  • 基本情報:会社名、所在地、業種、従業員数、担当者名、役職、連絡先など
  • 取引情報:取引開始日、取引実績、契約内容、支払条件など
  • 活動履歴:訪問記録、電話対応記録、メール履歴、商談内容など
  • 商談情報:案件名、商談フェーズ、見込み金額、成約確度、次回アクション予定など

営業活動支援(SFA)機能

SFA(Sales Force Automation)機能は、営業活動のプロセスを可視化し、効率化する機能です。

SFA機能の3つの柱

①商談管理

各商談の現在のフェーズを可視化し、どの案件がどの段階にあるかを一目で把握できます。商談が特定のフェーズで長期間滞留している場合、アラートを出すことも可能です。

②活動管理

訪問予定、電話対応、メール送信など、営業担当者の日々の活動を記録・管理します。「次回訪問予定」「フォローアップ期限」などをタスクとして登録し、期限が近づくと自動でリマインドします。

③売上予測

各商談の「見込み金額」と「成約確度」を入力することで、今期の売上予測を自動で算出します。経営層は、この予測データに基づいて戦略的判断ができます。

SFA機能の導入により、商談の進捗管理が可視化され、対応漏れが90%削減、成約率が25%向上した事例もあります。

マーケティング自動化(MA)との連携

MA(Marketing Automation)ツールとCRMシステムを連携させることで、マーケティング活動から営業活動まで、一気通貫した顧客管理が実現します。

MA連携の基本的な仕組み

MAツールは、Webサイト訪問、資料ダウンロード、メール開封などの見込み客の行動を追跡し、スコアリングします。「この見込み客は購買意欲が高まっている」と判断されたタイミングで、CRMシステムに情報が連携され、営業担当者がアプローチします。

MA連携がもたらすメリット

  • リードナーチャリングの自動化:見込み客の関心度に応じて、適切なタイミングで適切な情報を自動で提供
  • ホットリードの自動抽出:見込み客の行動スコアが一定値を超えたら、自動で営業担当者に通知
  • マーケティングROIの可視化:どのマーケティング施策が、どれだけの売上につながったかを追跡

最近は中小企業向けの手頃なMAツールも増えており、月額数万円から利用できます。まずはCRMシステムで営業活動を効率化し、事業が成長してからMA連携を検討する段階的なアプローチも有効です。

分析・レポート機能

CRMシステムに蓄積されたデータを分析し、経営判断に活かすのが分析・レポート機能です。この機能により、「感覚」ではなく「事実」に基づく意思決定が可能になります。

主要な分析機能

  • 売上分析:顧客別売上ランキング、商品別売上推移、地域別・業種別売上分析など
  • 商談分析:フェーズ別商談数、成約率の分析、失注理由の分析など
  • 顧客分析:顧客セグメント別の特性分析、購買サイクル分析、休眠顧客の抽出など
  • 活動分析:活動量と成果の相関分析、活動内容別の効果測定など

分析結果を定型レポートとして自動生成できるため、週次・月次の報告書作成が大幅に効率化されます。従来は各担当者がExcelで集計していた報告書が、ボタン一つで最新データに基づいて自動生成されるのです。

CRMシステム導入の選択肢と最適な方法の見極め方

CRMシステムを導入する方法は、大きく分けてパッケージCRMの導入外注による開発の2つです。それぞれにメリット・デメリットがあり、企業の規模、業種、予算、IT体制によって最適な選択肢は異なります。

パッケージCRMの特徴

パッケージCRMとは、SalesforceやHubSpot、Zoho CRMなど、既製品として提供されているCRMシステムのことです。

メリット

  • 導入スピードの速さ:契約から利用開始まで、最短で数日から数週間
  • 初期費用の抑制:開発費用が不要で、多くは月額課金型
  • 実績に基づく安定性:多くの企業で使われている実績があり、定期的なアップデートで新機能が追加される
  • サポート体制の充実:ベンダーによる手厚いサポートと活発な利用者コミュニティ
  • 継続的な機能強化:最新のビジネストレンドに対応した機能を追加費用なしで利用可能

デメリット

  • カスタマイズの制約:標準機能の範囲内での利用が基本
  • 業種特有の要件への対応困難:特殊な業種や独自性の高いビジネスモデルには不向き
  • ランニングコストの継続:利用し続ける限り月額費用が発生
  • ベンダーロックイン:データはベンダーのクラウド環境に保存され、移行に制約がある場合も

パッケージCRMが向いている企業

  • 標準的な営業プロセスで運用している企業
  • できるだけ早くCRMを導入したい企業
  • 初期投資を抑えたい企業
  • IT専任担当者がいない、または少ない企業

外注開発(スクラッチ開発)の特徴

外注開発とは、開発会社に依頼して、自社の要件に合わせたCRMシステムをゼロから構築する方法です。

メリット

  • 完全なカスタマイズ性:自社の業務フローや要件に100%合わせたシステムを構築
  • 業種特有の要件への対応:建設業の複雑な工事管理、製造業の部品在庫との連携など、業種特有の要件にも対応
  • 競争優位性の確保:自社独自のシステムを構築することで、競合他社が真似できない業務プロセスを実現
  • データの完全な所有権:システムもデータも自社で完全に管理でき、ベンダーロックインのリスクがない
  • 長期的なコストメリット:初期開発費用は高額だが、長期的にはパッケージCRMの累積コストを下回る可能性

デメリット

  • 高額な初期開発費用:数百万円から数千万円規模の初期投資が必要(ただし、AI活用により従来の1/3〜1/2程度に削減可能)
  • 開発期間の長さ:要件定義から設計、開発、テスト、リリースまで数ヶ月から1年以上
  • 要件定義の難しさ:「どんなシステムが必要か」を明確に定義する必要があり、曖昧だと追加費用が発生
  • 保守・運用体制の構築:システムリリース後も、バグ修正、機能追加、セキュリティアップデートなどの保守が必要

外注開発が向いている企業

  • 業種特有の複雑な業務フローがある企業
  • 既存システムとの高度な連携が必要な企業
  • パッケージCRMでは実現できない独自機能が必要な企業
  • 長期的な視点でコストメリットを追求したい企業
  • システムを競争優位性の源泉としたい企業

最適な選択肢の見極め方

以下の判断基準で最適な選択肢を見極めましょう。

判断基準①:業務の標準化度

  • 標準的なプロセス → パッケージCRM
  • 独自性が高いプロセス → 外注開発

判断基準②:既存システムとの連携要件

  • 連携不要、または標準的なAPI連携で対応可能 → パッケージCRM
  • 複雑な連携、リアルタイム同期が必要 → 外注開発

判断基準③:予算と投資回収期間

  • 初期投資を抑えたい、短期間で効果を確認したい → パッケージCRM
  • 初期投資は可能、長期的なコストメリットを重視 → 外注開発

判断基準④:導入スピードの優先度

  • 今すぐ、または1〜2ヶ月以内に使い始めたい → パッケージCRM
  • 半年〜1年かけて最適なシステムを構築したい → 外注開発

判断基準⑤:IT体制とリソース

  • IT専任担当者がいない、または少ない → パッケージCRM
  • IT担当者がおり、システム管理が可能 → 外注開発も選択肢

多くの中小企業にとって「まずはパッケージCRMで始める」が現実的な選択肢となります。そして、事業が成長し、独自性の高い機能が必要になった段階で、外注開発を検討するという段階的なアプローチが有効です。

CRMシステムの外注開発を成功させるポイント

外注開発を選択する場合、成功のためのポイントを押さえておく必要があります。

外注開発の専門性とコストパフォーマンス

外注開発の最大のメリットは、専門家の知見を活用できることです。開発会社は多くのプロジェクトを経験しており、業界のベストプラクティスや陥りがちな失敗パターンを熟知しています。

AI×モダン開発による開発費用削減

最近では、AI活用やモダンな開発手法により、従来の開発費の1/3〜1/2程度でのシステム構築が可能になっています。すべての開発プロセスにAIを活用することで、開発期間も大幅に短縮され、最小構成なら1〜3週間での運用開始も可能です。

外注先の選び方

外注先を選ぶ際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。

①開発実績と業界知識

自社の業種や類似業種での開発実績があるか確認します。業界特有の業務フローを理解している開発会社なら、要件定義がスムーズに進みます。

②コミュニケーション能力

技術的な説明を分かりやすく伝えられるか、こちらの要望を正確に理解してくれるかが重要です。初回の打ち合わせで、コミュニケーションの質を見極めましょう。

③アジャイル開発への対応

段階的にリリースし、フィードバックを反映しながら開発を進める「アジャイル開発」に対応しているかを確認します。変化するビジネス要件に柔軟に対応できます。

④保守・運用体制

開発後の保守・運用体制が整っているかも重要です。操作レクチャー、改善提案、小さな改修、保守管理まで一気通貫でサポートしてくれる開発会社が理想的です。

⑤価格の透明性

見積もりの内訳が明確で、追加費用が発生する条件が明示されているかを確認します。「開発費用一式」といった曖昧な見積もりは避けましょう。

要件定義の重要性

CRM開発で最も重要なのが要件定義です。失敗プロジェクトの多くは、要件定義が不十分だったことが原因です。

要件定義で明確にすべきこと

  • 業務フロー:現状の業務フローと、システム導入後の理想的な業務フロー
  • 必要な機能:最低限必要な機能と、あれば便利な機能を区別
  • データ項目:管理したい顧客情報の項目と、各項目の入力ルール
  • 権限設定:誰がどの情報にアクセスできるか
  • 既存システムとの連携:連携が必要なシステムと、連携方法

要件定義には時間をかけすぎず、最小限の機能から始めて段階的に拡張していく「スモールスタート」のアプローチが有効です。

開発パートナーとの効果的なコミュニケーション

開発を成功させるには、開発会社との密なコミュニケーションが不可欠です。

  • 定期的なミーティング:週次または隔週で進捗確認のミーティングを設定
  • 迅速なフィードバック:開発会社からの質問や確認には、できるだけ早く回答
  • 実際の業務を見せる:可能であれば、開発会社に実際の業務を見学してもらう
  • 変更要望は早めに伝える:開発途中で要件変更が必要になった場合は、早めに相談

アジャイル開発でCRMシステムを構築するメリット

CRM開発には、「アジャイル開発」という手法が適しています。

アジャイル開発とウォーターフォールの違い

従来の「ウォーターフォール開発」は、要件定義→設計→開発→テスト→リリースという工程を順番に進める手法です。一方、「アジャイル開発」は、小さな機能単位で開発→テスト→リリースを繰り返し、段階的にシステムを完成させる手法です。

CRM開発にアジャイルが適している理由

変化するビジネス要件への柔軟な対応

ビジネス環境は常に変化します。開発開始時には必要だと思っていた機能が、数ヶ月後には不要になることもあります。アジャイル開発なら、途中で要件を変更しても柔軟に対応できます。

早期に効果を実感

最小限の機能から段階的にリリースするため、開発完了を待たずに早期に効果を実感できます。「顧客情報の一元管理」だけを先にリリースし、その後「商談管理」「売上予測」と機能を追加していくイメージです。

リスクの最小化

小さく始めて段階的に拡張するため、「開発に数百万円かけたのに使えないシステムができた」というリスクを最小化できます。

CRMシステム開発の費用相場と投資対効果

開発費用の内訳と相場感

CRMシステムの外注開発費用は、要件の複雑さによって大きく異なります。

最小構成(顧客情報管理のみ)

  • 開発費用:50万円〜150万円
  • 開発期間:1〜3週間
  • 機能:顧客基本情報の登録・検索・編集

標準構成(顧客管理+商談管理)

  • 開発費用:150万円〜300万円
  • 開発期間:1〜2ヶ月
  • 機能:顧客管理、商談管理、活動履歴、基本的なレポート

フル機能(MA連携、高度な分析機能含む)

  • 開発費用:300万円〜1,000万円以上
  • 開発期間:3ヶ月〜1年
  • 機能:顧客管理、商談管理、MA連携、高度な分析・予測機能、既存システム連携

AI活用により、従来の1/3〜1/2程度のコストで開発できるケースも増えています。

ランニングコストの考え方

開発費用だけでなく、ランニングコストも考慮する必要があります。

  • サーバー・インフラ費用:月額1万円〜5万円(クラウド環境の場合)
  • 保守・運用費用:月額3万円〜10万円(バグ修正、小規模改修、問い合わせ対応など)
  • 機能追加費用:都度見積もり

ROI(投資対効果)の計算方法

CRM導入のROIは、以下の式で計算できます。

ROI = (導入による利益増加 – 導入コスト) ÷ 導入コスト × 100

導入による利益増加の例

  • 業務時間削減による人件費削減:年間240時間 × 5名 × 時給3,000円 = 360万円
  • 成約率向上による売上増加:成約率20%向上 × 年間商談数100件 × 平均受注単価50万円 = 1,000万円
  • 顧客満足度向上によるリピート率改善:リピート率10%向上 × 既存顧客100社 × 平均年間取引額30万円 = 300万円

合計:年間1,660万円の利益増加

導入コストの例

  • 初期開発費用:200万円
  • 年間ランニングコスト:60万円

ROI計算

1年目:(1,660万円 – 260万円) ÷ 260万円 × 100 = 538%

このように、適切に導入すれば、1年目から大きな投資対効果が期待できます。

補助金・助成金の活用

IT導入補助金やものづくり補助金など、CRMシステム導入に活用できる補助金制度があります。補助率は1/2〜2/3程度で、数十万円から数百万円の補助を受けられる場合があります。開発会社が補助金申請のサポートをしてくれるケースもあるので、相談してみましょう。

まとめ:CRMシステムで実現する持続可能な成長

Excel管理の限界を感じている企業にとって、CRMシステムの導入は単なる業務効率化ツールではありません。顧客との関係性を資産化し、組織の持続可能な成長を実現するための戦略的投資です。

パッケージCRMは、初期投資を抑え、短期間で導入したい企業に最適です。一方、外注開発は、業種特有の複雑な要件があり、長期的な視点でコストメリットを追求したい企業に適しています。

重要なのは、自社のビジネス課題を明確にし、最適な選択肢を見極めることです。まずは小さく始めて、事業の成長に合わせて段階的に拡張していくアプローチが、多くの企業にとって現実的な道筋となるでしょう。

Harmonic Society株式会社では、AI活用とアジャイル開発により、従来の1/3〜1/2程度のコストで、御社の業務に”ちょうどいい”CRMシステムを短期間で構築します。最小構成なら1〜3週間で運用開始可能です。導入後の運用サポートまで一気通貫でサポートいたします。

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師田 賢人

Harmonic Society株式会社 代表取締役。一橋大学(商学部)卒業後、Accenture Japanに入社。ITコンサルタントとして働いた後、Webエンジニアを経て2016年に独立。ブロックチェーン技術を専門に200名以上の専門家に取材をし記事を執筆する。2023年にHarmonic Society株式会社を設立後、AI駆動開発によるWebサイト・アプリ制作を行っている。

ちょっとした業務の悩みも、気軽にご相談ください。

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