本記事では、ホワイトペーパーを安く・早く・巧く作る方法を解説します。
ホワイトペーパーの相場をWeb検索すると数十万円以上かかる場合もあるようです。ところが、ホワイトペーパーの賢い作り方を知っていれば10万円以内で20〜30ページのホワイトペーパーを作れます。
ホワイトペーパーの作り方のコツを知って、ぜひコンテンツ・マーケティングに活用しましょう。
ホワイトペーパーとは「お役立ち情報」をまとめた資料
ホワイトペーパーとは、ユーザーにとって役に立つ情報をまとめた資料です。
[st-mybox title=”ホワイトペーパーの特徴” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
・少なくとも10〜20以上のページがあるPDF資料
・カスタマージャーニーのどのフェーズにおいても活用できる
・CTA(Call To Action)として使い勝手がいい
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上記の特徴から、ホワイトペーパーはコンテンツ・マーケティングと非常に相性が良いといえます。
ホワイトペーパーの目的はユーザーに「価値ある情報」を届けること
ホワイトペーパーは、ユーザーのコンタクト情報と引き換えに、ユーザーにとって「価値ある情報」を届けることが目的です。
[st-slidebox webicon=”” text=”+ その結果として以下のような効果が期待できます。順番に解説します。” myclass=”” bgcolor=”” color=”#1a1a1a” margin_bottom=”20″]
・リードジェネレーション
・リードナーチャリング
・社内の暗黙知を形式知にする
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1.リードジェネレーション
リードジェネレーションとは、見込み顧客のコンタクト情報を自社のデータベースに記録することです。記録したリード(見込み顧客)のコンタクト情報宛に、コールやメールなどの方法を用いてインサイドセールスをします。
関連記事:リードジェネレーションが顧客獲得に効果的な理由とは?具体的な方法や注意点も解説
関連記事:インサイドセールスが顧客獲得を効率化する理由とは?
2.リードナーチャリング
リードナーチャリングとは、リードをカスタマー(顧客)へと育成するマーケティング方法です。ブログ記事やメルマガなどを通じて、顧客に自社の製品・サービスに対する興味を深める段階です。
関連記事:リードナーチャリングが成約率アップにつながる理由とは?具体的な方法もわかりやすく解説
3.社内の暗黙知を形式知にする
実はみなさんの会社にも活用できる暗黙知がたくさんあります。それを言語化したり体系化するのが難しいため、これを無視する傾向がありますが、大きな機会損失です。
ホワイトペーパーの制作を通じて、社内の暗黙知を形式知へと変えていくことは、あらゆる活動において役に立つことでしょう。
ホワイトペーパーの種類は大きく5つある
[st-slidebox webicon=”” text=”+ ホワイトペーパーには大きく分けて5つの種類があります。順番に解説します。” myclass=”” bgcolor=”” color=”#1a1a1a” margin_bottom=”20″]
- あるテーマに対する知識・ノウハウを提供する資料
- 製品・サービスの特徴や使い方を説明するHow-to資料
- 独自で調査したレポートやアンケートの資料
- 参加を促すセミナーや展示会のレポート資料
- 検討・比較に役立つ導入事例の資料
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1.あるテーマに対する知識・ノウハウを提供する資料
1つ目は、あるテーマに対する知識・ノウハウを提供するホワイトペーパーです。
<例>
・基礎からわかる!BtoBにおけるペルソナの作り方
・リードナーチャリングとは?効果的な手法を解説
<特徴>
・自社のノウハウを体系化して資料として使える
・潜在顧客からのコンバージョンを期待できる
・拡散しやすくダウンロード数は多い傾向がある
2.製品・サービスの特徴や使い方を説明するHow-to資料
2つ目は、自社の製品・サービスの特徴や使い方を説明するHow-toのホワイトペーパーです。
<例>
・旧システムからSAP HANAへとMySQLでデータ移行する手順
・業務改善プラットフォームkintoneの特徴と使い方
などが考えられますね。
<特徴>
・自社の製品・サービスを訴求できる
・顧客のロイヤリティを高めることができる
・営業資料として商談に活用できる
3.独自で調査したレポートやアンケートの資料
3つ目は、独自で調査したレポートやアンケートのホワイトペーパーです。
<例>
・【独自調査】東京都在住の20〜30代男女187人に聞くテレワークの実態
・自社サービス◯◯の利用状況のアンケート調査結果
<特徴>
・他社サイトに引用されることで露出が増える
・自社サービスの利用状況をファクトで把握できる
・今まではわからなかったインサイト(洞察)が見つかる
4.参加を促すセミナーや展示会のレポート資料
4つ目は、セミナー(ウェビナー)や展示会のレポートとしてのホワイトペーパーです。
<例>
・【イベントレポ】メタバース空間Clusterで全社総会を開催した結果
・【ウェビナーレポ】インバウンドマーケティングの最新事例3選
<特徴>
・イベントやセミナーの内容を形式知として蓄積できる
・参加が難しかったユーザーのフォローアップができる
・レポートを見て次回イベントに参加するユーザーが増える
5.検討・比較に役立つ導入事例の資料
5つ目は、導入事例のホワイトペーパーです。
<例>
・◯◯株式会社様の△△導入事例
・△△を導入したスタートアップ企業様の事例集
<特徴>
・製品・サービスのベネフィットが実感できる
・導入企業の声を載せることで客観性のある訴求ができる
・導入事例として取り上げられた企業との関係性がよくなる
ホワイトペーパーの作り方を5つのステップで解説
[st-mybox title=”本章では、ホワイトペーパーの作り方を5つのステップでご紹介します。” webicon=”st-svg-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no st-list-border” margin=”25px 0 25px 0″]
- ホワイトペーパーの目的を決める
- ホワイトペーパーのターゲットを決める
- ホワイトペーパーのアウトラインを考える
- ホワイトペーパーの内容を準備する
- ライティング・デザインを外注する
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実際にHarmonic Society株式会社では、この作り方にそってホワイトペーパーを制作しました。
Harmonic Society株式会社のホワイトペーパーの制作に当てはめて、5つのステップについて考えましょう。
1.ホワイトペーパーの目的を決める
Harmonic Society株式会社がコンテンツ・マーケティングのホワイトペーパーを作った目的は、
・リードジェネレーション
・コンテンツ・マーケティングの知見の体系化
というふたつの狙いがありました。
2.ホワイトペーパーのターゲットを決める
目的を明確にした後は、デザイナーと共通認識を作るために、ホワイトペーパーのペルソナを作りました。
ペルソナは、下記画像のように作りました。
3.ホワイトペーパーのアウトラインを考える
ホワイトペーパーのアウトラインを考える上では、ペルソナのペインを起点にシナリオを描きました。
結果として、基礎的な内容を体系化したホワイトペーパーを作ろうという方向性が生まれます。
4.ホワイトペーパーの内容を準備する
ここが一番、大変な手順です。
しかしHarmonic Society株式会社では、ブログにてコンテンツ・マーケティングに関する記事の蓄積がありますので、それらを活用してコンテンツの準備にはさほど工数をかけていません。
5.ライティング・デザインを外注する
Harmonic Society株式会社では、ライティングは自身で行いましたが、デザインは外注しました。
デザイナーへの報酬は30ページで75,000円(税別)です。
ホワイトペーパーの賢い作り方はすでにあるコンテンツを活用して外注する
ホワイトペーパー30ページを75,000円(税別)というリーズナブルな価格帯で制作できた理由は、ホワイトペーパーに含む内容がすでにブログで言語化されていたからです。
ホワイトペーパー制作は、自社の知識・ノウハウを体系化する絶好の機会です。本記事をきっかけにホワイトペーパーを制作してみてはいかがでしょうか。
Harmonic Society株式会社では10万円前後でホワイトペーパーの制作も請け負っているので、もしご興味があればお問い合わせください。
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