「コンテンツSEOって何?」「コンテンツSEOを始めるべきか迷っている」と疑問に思っている人も多いでしょう。
本記事では、コンテンツSEOとは何か、コンテンツSEOのメリットや始め方などを解説していきます。
本記事でわかる内容は以下の通りです。
- コンテンツSEOの意味と重要性
- コンテンツSEOのメリットと注意点
- コンテンツマーケティングやSEOとの関係性
- コンテンツSEOの始め方
コンテンツSEOとは
コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを発信し続け、自然検索からのユーザーを集めるSEO施策です。コンテンツとはメディアの中身のテキストだったり画像・動画などのことです。
記事を掲載しても上位表示されなければ誰にも読んでもらえせん。コンテンツSEOは、記事を執筆して上位表示を目指すSEO施策の1つだと言えます。
関連記事:SEOとは?基本知識やメリット、具体的な流れをわかりやすく解説
コンテンツマーケティングとの違いは範囲
コンテンツSEOと似た言葉に「コンテンツマーケティング」があります。コンテンツマーケティングの施策の一部が、コンテンツSEOです。「SEO」と「コンテンツSEO」、「コンテンツマーケティング」の相関図は以下のようになります。
[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]
- 記事コンテンツ
- ホワイトペーパー
- 動画
- SNS
- プレスリリース
- LP
[/st-cmemo]
関連記事:ホワイトペーパーの賢い作り方。コンテンツマーケティングに不可欠な理由とは?
また、SEO施策は「内部施策」と「外部施策」の2つに分類されていますが、コンテンツSEOは内部施策の1つとなります。内部施策と外部施策に関する詳しい内容は下記の記事をご覧ください。
関連記事:まず押さえるべきSEOの内部対策7選!プラグインやツールも紹介
関連記事:SEO外部対策って重要なの?上位表示させるための戦略7選
コンテンツSEOの重要性が増加した要因はアルゴリズムのアップデート
コンテンツSEOの重要性は日々増してきています。これは、Googleアルゴリズムの精度が向上したことが要因の1つです。
以前までは検索エンジンのアルゴリズムのすきを突いたブラックハットSEO、つまり「ずるい手法」が横行していました。業者から大量の被リンクを購入することによってページの評価を高める手法が代表例です。
しかしペンギンアップデート以降「被リンク大量購入」のようなずるい手法にはペナルティが課せられ、通用しなくなりました。現在は「ホワイトハットSEO=コンテンツSEO」がより重要視されています。ブラックハットSEO的な手法は、今後のアップデートによってさらに少なくなっていくのではないでしょうか。
「どれだけ真っ当に記事を作成して上位表示させられるか」が自然検索から集客するためには重要なことだと言えます。
関連記事:コアアップデートはSEOに影響する?「概要」と「傾向」を徹底解説!
コンテンツSEOを行うメリット5選
続いてコンテンツSEOを行うメリットについて解説します。コンテンツSEOを行うメリットは以下の5つです。
メリット1:集客ができる
コンテンツが上位表示されれば、自然検索を軸としたあらゆる方面からの集客が望めます。これは「上位表示できた場合に限る」という点を理解しておきましょう。順位が下がるにつれてクリック率は大きく減少します。2ページ目(11位以降)になると、ほとんど集客できていません。
[st-rank rankno=”1″ bgcolor=”” color=”#000″ bordercolor=”#ccc” radius=”” star=””]検索結果の1位〜10位のクリック率(seoClarity「2021 CTR Reseach Study」より作成)[/st-rank]
順位 | クリック率 |
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
「ダイエット おすすめ」というキーワードで1位が取れた場合。「ダイエット おすすめ」の月間検索ボリュームはおおよそ5,000程度。よって1位を獲得できれば、月間で650人ほどがコンテンツを見てくれることになります。(※クリック率もキーワードによって異なるため、あくまで概算)
作成したコンテンツでどれだけ集客できるかは「順位」と「検索ボリューム」によって大きく異なります。検索ボリュームについてはGoogleの「キーワードプランナー」で検索してみてください。
上位表示ができればユーザーが自らSNSなどで拡散してくれる可能性もでてきます。このように良質なコンテンツはこちら側が特に何もしなくても自然に拡散され、結果としてSNSユーザーからの集客も望めるのです。
メリット2:資産性がある
コンテンツSEOで成功して上位表示できる記事を作成できれば、コンテンツは資産となります。検索エンジンに一度評価してもらえば、ある程度長期にわたって記事が上位表示され続けるでしょう。
逆に広告は継続的に広告費用を払わなければ集客ができません。つまり広告費を払わなければ集客能力は発揮されません。
コンテンツSEOの場合、仮に記事を新規に作成しなくなったとしても今ある記事は資産となって集客能力を持ちます。
ただ、注意点としてGoogleのコアアップデートによって順位変動が起きる可能性もゼロではありません。ただ、アップデートに対応したリライト(記事の修正)を行うことで再度順位を上げることも十分に可能でしょう。
メリット3:費用がかからない
コンテンツSEOは集客自体には費用がかかりません。つまり記事を作成する人件費や外注費は必要ですが、一度作成してしまえば無料で集客ができる強みがあります。
例えば、検索結果から集客するもう1つの方法は「リスティング広告」ですが、リスティング広告はクリック課金制です。つまり、集客を行うたびに費用が必要になってしまいます。
コンテンツSEOの場合、一度作成すればどれだけクリックされたとしても費用はかかりません。つまり、利益率ベースで見るとリスティング広告よりも圧倒的に高くなることが期待できるでしょう。
もちろんリスティング広告ならではの強みもあるため、一概に「リスティング広告よりもコンテンツSEOの方が良い」とは言い切れません。
コンテンツSEOとリスティング広告の違いや特徴などを知りたい人は下の記事を読んでみましょう。
関連記事:【3分で分かる】SEMとは?SEOやリスティング広告との違いについても解説!
メリット4:ブランディングができる
「ブランディング」と聞くと、CMなど大々的にやらないとできないイメージを持つかもしれませんが、記事を上位表示されられればブランディングは可能です。
例えば社内でWebマーケターを育成したいと思っているユーザーがいたとします。このユーザーが「Webマーケター 社内育成」と検索して出てきた記事(Webマーケティング代行会社が作成)を読んだとしたら、おそらく最初は社内で育成を試みますよね。
しかし、結果的に「Webマーケターを社内で育成するのは難しい」となった際に、「そういえばこの間調べたメディアって代行会社だったよな」となって思い出してくれる可能性があるわけです。
以上の例のように、いつどこでユーザーが「そういえばあの会社って〜だったよな」と思い出してくれるかは分かりません。上位表示させてより多くの人に見てもらえば、小さいながらもブランディングが生まれる可能性は十分に考えられます。
記事やHPを作成する際には、ブランディングも意識して行うとより効果的になるでしょう。
メリット5:社内に知識が蓄積される
今この記事を読んでいる人の中にも、社内でゼロからコンテンツSEOを始めたいと思っている人もいるでしょう。また、一部外注してできるところだけやろうと考えている人もいると思います。
いずれにせよ、社内で知識を蓄積してノウハウを学ぶことによってそのノウハウが「事業」へと拡大する可能性も十分に考えられるわけです。
先ほども解説したように、コンテンツSEOは成功すれば無料経路かつ資産性を持つ非常に優れた手法です。つまり、多くの会社がコンテンツSEOで成功をおさめたいと思っています。
知識やノウハウを欲しがっている人は無数にいるため、ある程度結果が出れば「コンテンツSEO代行業」などを新規事業として行うこともできるでしょう。
コンテンツSEOに限らず知識やノウハウはいずれも事業としての可能性を秘めているとは思いますが、コンテンツSEOは需要が非常に高く稼げる分野だと思うのでぜひチャレンジしてみてください。
コンテンツSEOを行う4ステップ
コンテンツSEOを行うステップは以下の4つです。
ステップ1:キーワード選定をする
コンテンツSEOを行う場合、まず初めに行うべきは「キーワード選定」です。つまりどのキーワードで記事を書くかを決めなければなりません。
[st-slidebox webicon=”” text=”+キーワード選定のコツは以下の5つです” myclass=”” bgcolor=”” color=”#1a1a1a” margin_bottom=”20″]
- 検索ボリュームを知る
- クエリの種類を理解する
- 特定のジャンルに特化する
- 競合のキーワード分析をする
- ロングテールキーワードを狙う
[/st-slidebox]
キーワード選定のコツ1:検索ボリュームを知る
そもそも、検索されないキーワードで記事を作成しても意味はありません。ただ、逆に検索ボリュームが多すぎる場合は、競合も多く上位表示は難しくなってしまいます。
あなたは次のうち、どちらが集客できると思いますか?
- 月間検索ボリューム100,000回のキーワードで50位
- 月間検索ボリューム1,000回のキーワードで2位
結論、2つ目の方が検索ボリュームは圧倒的に少ないですが集客はできます。つまり検索ボリュームが多ければ良いわけではなく、重要なのは「ある程度検索されているか」です。
検索ボリュームがあまり多くなかったとしても競合が少なければ集客ができる可能性が十分にあります。
月間検索ボリュームはGoogleの「キーワードプランナー」を利用してみてください。無料で使えますが、検索ボリュームの精度が悪い点は注意が必要です。
リスティング広告やディスプレイ広告を数百円くらい出稿すれば精度が高くなるため、正しい検索ボリュームが知りたい場合は広告を少額出稿して検索してみましょう。
キーワード選定のコツ2:クエリの種類を理解する
キーワード選定をする際にはそのキーワードが「どの種類のクエリか」を意識するようにしましょう。
クエリの種類 | 意図 | 例 |
Knowクエリ | 情報を知りたいと思うのが意図 | ・「タイ 観光地」 ・「腰痛 改善方法」 |
Goクエリ | 特定サイトに行きたいという意図。(指名検索など) | ・「楽天」 ・「Amazon 問い合わせ」 |
Doクエリ | 行動をしたいと思う意図 | ・「引越し 見積もり」 ・「飛行機 予約」 |
Buyクエリ | 買いたいと思う意図 | ・「ナイキ スニーカー 安い」 ・「マットレス 2万円以下」 |
「Goクエリ」「Buyクエリ」はユーザーが何かしらの行動する前段階であることが分かると思います。つまり、それだけ顧客となる可能性も高く競合が多いことが予想されるでしょう。
したがってキーワード選定を行う場合、まずは「Knowクエリ」や「Doクエリ」から選んで記事を作成するのがおすすめです。
キーワード選定のコツ3:特定のジャンルに特化する
Googleは記事のランキングを決める際、そのサイトにどの程度専門性があるのかを重要視しています。つまり、特定ジャンルに絞れば絞るほど専門性が高いと判断されるため、まずはジャンルを絞って記事の作成を行っていくべきでしょう。
これは、Googleの重要視する「E-A-T」の考えに基づいています。「E-A-T」の具体的な考え方は以下の表をご覧ください。
ワード | 具体例 |
E:Expertise(専門性) | ・ジャンルが統一されているか ・独自性があるのか ・専門的な知識があるのか |
A:Authoritativeness(権威性) | ・サイトの知名度が高く、評判が良いか ・SNSにて言及されているか |
T:Trustworthiness(信頼性) | ・SSL化されているか ・コピーコンテンツではないか ・情報などを明記しているか |
ジャンルを絞ることによって「E(専門性)」が高まります。コンテンツSEOを行う前に他の項目についても目を通しておきましょう。
つまり、どれだけ良質な記事を作成したとしてもサイト自体の専門性がなければ上位表示は望めないと言えます。
例えば、「リフォーム」というキーワードで非常に質の良い記事を作成できたとします。しかし、専門性がないサイトであれば上位表示は不可能です。
「リフォーム」に関連する他の記事を幅広く作成しなければGoogleとしては専門性があるとは判断してくれません。Googleに正しく評価してもらうために、キーワード選定ではジャンルをある程度絞った上でスタートするのが無難だと言えます。
キーワード選定のコツ4:競合のキーワード分析をする
競合他社が「どのようなキーワードでユーザーを集客できているのか」を確認すれば、おのずとキーワード選定のヒントとなるでしょう。例えば、以下のような分析項目が挙げられます。
- アクセスが多いキーワード
- キーワード別の順位
- 被リンクが獲得できている記事
闇雲にキーワード選定を行うよりも、すでにある程度成功している競合を分析した上で模倣しながらやった方が効率的にできると思います。
競合分析を行うツールとしては「ahrefs」が代表例です。ただ、有料ツールで最低でも月額1万円程度必要になる点には注意してください。
ただ、本格的にコンテンツSEOを行うためには有料ツールをある程度導入しなければならない場合が多いです。
キーワード選定のコツ5:ロングテールキーワードを狙う
コンテンツSEOの開始当初はロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。ロングテールキーワードの対比はビッグキーワードと呼ばれ、それぞれ次のキーワードを意味します。
- ビッグキーワード:「リフォーム」「改修」
- ロングテールキーワード:「リフォーム 東京」「リフォーム 東京 マンション」
「検索ボリューム」の解説と少し被るかもしれませんが、キーワードの数が多くなればなるほど、当然検索ボリュームは小さくなります。つまり、競合も少なくなるわけです。
コンテンツSEOの開始当初において、ビッグキーワードで上位表示させるのはほとんど不可能だと言えます。つまり、専門性がない時期はロングテールキーワードから集客を行い、専門性が高くなるにつれてより競合が多いキーワードにもチャレンジしてみてください。
ステップ2:ユーザーの検索意図を理解する
対策キーワードが決まったら、「その検索キーワードで検索する人がどのような情報を求めているのか」を理解する必要があります。検索意図はキーワードによって大きく異なるため、各記事それぞれで考えなければなりません。
「Googleが掲げる10の真実」の「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という記述からも分かるように、Googleが求めるのはユーザーファーストです。
つまり言い換えると「ユーザにとって良質な記事が上位表示させられる」と言えます。ただ、先ほども解説したように記事自体の質だけが順位を決めるわけではありません。
専門性や権威性、信頼性などの「E-A-T」の考え方やドメインパワーなども大きく関わってきます。
しかし当たり前ですが、ユーザーの検索意図を満たす記事は上位表示させられる可能性が高いです。では、検索意図はどのように理解すべきなのでしょうか。
最も簡単な方法は「実際にキーワードを検索して上位に表示された記事を見る」です。現在Googleから最も評価されている記事は上位に出てきた記事だと言えます。
目安としては上位10記事を見ればおおよそのユーザーの検索意図が理解できるでしょう。また、下記の方法も検索意図を理解する上でおすすめの手法です。
- 再検索キーワードを確認する
- サジェストキーワードを確認する
- Yahoo!やTwitterで検索キーワードについて検索してみる
再検索キーワードとサジェストキーワードの意味は以下の通りです。
- 再検索キーワード:検索結果欄の一番下に出てくる「関連キーワード」と明記してあるキーワード
- サジェストキーワード:検索窓に入力した際、Google側が提示してくるキーワード
ステップ3:SEOライティングを行う
対策キーワードが決まり検索意図を確認できたとしたら、実際に記事を作成するステップとなります。記事を執筆する場合には、大前提としてユーザーの検索意図を満たすことが重要です。
しかしそれだけでは上位表示させることは難しいでしょう。つまり、Googleのアルゴリズムに正しく内容を評価してもらえるような工夫をしなければなりません。
ユーザーの評価基準とGoogleアルゴリズムの評価基準は似ているようで異なります。アルゴリズムに評価してもらうために以下のようなことに気を付ける必要があるでしょう。
- 階層構造を整理する
- アンカーテキストを利用する
- タイトルや見出しに対策キーワードを含める
SEOライティングの詳しいコツや考え方は以下の記事をご覧ください。特に上記した3つが分からなかった人は記事を作成する前に必ず確認してから執筆に取り掛かるべきです。
関連記事:【初心者必見】SEOライティングのコツを9つ紹介
関連記事:SEOライティングとは?初心者が今すぐできる意識やコツを解説!
また、記事を執筆する際には「構成作成→記事執筆→推敲」の順で行ってください。記事構成を先にやらなければ一貫性を保つのが難しくなり、記事全体としての統一感が無くなってしまいます。
加えて、最後まで執筆した後も「推敲(修正)」を繰り返して最終的に完成形まで仕上げるのがおすすめです。
ステップ4:分析・リライトをする
コンテンツSEOは記事を作成して終わりではありません。継続して分析やリライトを行う必要があります。
例えば、「上位表示はできたのに思ったよりクリック率が伸びなかった」場合を想定します。これは分析しなければそもそもクリック率が低いことすら分かりませんよね。
分析の結果クリック率が低いと分かったのであれば、タイトルを変更する必要があるでしょう。
関連記事:SEOに効果的なタイトルの付け方7選!注意点も詳しく解説
ただ、そもそも順位が低い場合には記事の内容自体をリライトしなければなりません。リライトする際にはできるだけ上位に近いものから注力した方が良いです。
120位の記事を10位以内にするのと20位の記事を10位以内にするのは難易度が大きく異なります。注意点として記事を新規で作成した場合やリライトした場合をした、すぐに順位が確定するわけではありません
サイトによって期間は異なりますが、順位が確定するまでに数ヶ月かかる場合も少なくないです。つまり、すぐに上位に表示されなかったとしても順位が安定するまでは手を加えず、新しい記事の作成に注力した方が良いでしょう。
コンテンツSEOは記事の作成に目が向けられがちですが、分析やリライトが根幹だとも言えます。地道な作業ですが継続して努力するようにしましょう。
関連記事:SEOにおけるリライトの目的とは?記事の選び方とコツを解説
コンテンツSEOをやる際の注意点4つ
[st-midasibox title=”最後にコンテンツSEOをやる際の注意点について解説します。注意点は以下の4つです” webicon=”st-svg-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- メンテナンスコストがかかる
- すぐに結果が出るわけではない
- 上位表示が不可能な場合がある
- 1キーワードにつき1記事で対応する
[/st-midasibox]
注意点1:メンテナンスコストがかかる
先ほども解説したように、コンテンツSEOは記事を作成して終わりではありません。継続した分析とリライトが必要不可欠です。
つまり、それだけメンテナンスコストがかかってしまうことになります。社内で1から作成した場合であれば社員のリソースがかかるだけで直接的なコストはかかりません。
ただ、外注している場合には分析やリライトを行うのにも費用が必要になるケースも多いでしょう。また、どこまで外注するのかによってメンテナンスコストは変わります。
例えば記事の構成のみを外注して、自社でライティングから分析まで行っている場合にはメンテナンスコストはそこまで必要ありません。ただ、1からすべて依頼している場合にはメンテナンスコストも大きくなってしまいます。
外注する場合にはどこまで外注するのか、そして結果的にメンテナンスコストがどのくらいかかるのかを把握した上で頼むようにしましょう。
注意点2:すぐに結果が出るわけではない
コンテンツSEOはすぐに結果が出るわけではありません。例え効率的に行ったとしても、集客機能を発揮するのには1年程度かかると思います。
したがって、コンテンツSEOの開始当初でなかなか結果が出なかったとしても挫折せず継続的に記事コンテンツを投入し続ける姿勢が重要です。
集客経路として早く機能して欲しいと思っている場合にはリスティング広告がおすすめです。リスティング広告もメンテナンスコストや修正は必要ですが、今日から集客できる可能性があります。
「現状1年も時間をかけられない」と思っている人はリスティング広告も検討してみてください。下記の記事にてリスティング広告の方が適している人の特徴を解説しています。
関連記事:リスティング広告とは?利用すべき人の特徴とメリットを解説!
注意点3:上位表示が不可能な場合がある
「努力すれば必ず上位表示できる」とは言えないキーワードが存在している点はあらかじめ理解しておくべきです。
例えば、「コロナ 症状」と検索してみたら一目瞭然だと思います。実際に検索してみると、上位10記事は国や県などの行政機関とクリニックしか存在していません。
つまり、このキーワードに関してはどれだけ良質な記事を書いたとしても絶対に上位表示できないと言えるでしょう。また、競合の知名度が高いキーワードでも同様のことが言えます。
キーワードを選ぶ際には実際に検索窓に打ち込んでみて、可能性がありそうかどうかも把握しておきましょう。可能性が薄いキーワードで無理をして作成するよりも、可能性があるキーワードに絞って作成してください。
注意点4:1キーワードにつき1記事で対応する
記事を作成する場合には、1キーワード毎に1つの記事を作成するイメージを持っていてください。
- 「リフォーム 費用」→1記事
- 「リフォーム 注意点」→1記事
ただ、同じような検索意図であれば1記事で複数のキーワードに対応できる可能性もゼロではありません。例えば「リフォーム 費用」と「リフォーム 代金」であればユーザーの検索意図は同じですよね。
実際に検索してみると分かると思いますが、上位表示されている記事はほとんど同じです。検索してみて上位10記事に大きく変わりがない場合には、キーワード毎に記事を作成する必要はありません。
同じような記事を複数作成すると逆に上位表示されにくくなる可能性もあるため、事前に検索結果を確認するようにしましょう。
コンテンツSEOは成功すれば優秀な集客経路になる
コンテンツSEOは時間も労力もかかるため、簡単なことではありません。また、間違ったやり方で行っていても成果を出すのは難しいでしょう。
ただ、正しい努力を継続していけば優秀な集客経路になる可能性は十分に考えられます。一度成功すれば、中長期的に低コストで集客ができるようになるでしょう。
集客経路としてすでにリスティング広告などを行っている人も、長期的な戦略の1つとしてコンテンツSEOを検討してみてはいかがでしょうか。
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