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運用型広告の仕組みとは?種類一覧やメリットをわかりやすく解説!

「運用型広告の種類やメリットって何?」「仕組みをわかりやすく解説して欲しい」と思っている人もいらっしゃるでしょう。

運用型広告は自由度が高く初心者の人でもおすすめの広告です。ただ「なんとなくはわかるけど、正しく理解できていない」という人も多いですよね。そこで本記事では運用型広告の仕組みからメリット、種類までわかりやすく解説していきます。

本記事でわかる内容はこちらです

  • 運用型広告の仕組みと課金の種類
  • 運用型広告が利用できる種類とそれぞれの特徴
  • 運用型広告を利用するメリットとデメリット

運用型広告とは広告主側の自由度が高いWeb広告

運用型広告とは予算や掲載期間などを広告主側が自由に決められるWeb広告です。運用型広告には具体的に以下のような仕組みがあります。

  • 広告文や広告のクリエイティブをすぐに変更できる
  • 上限予算を設定しておけばその範囲内で運用できる
  • 広告を辞めたいタイミングですぐに停止できる

これらの特徴から大手企業だけではなく中小企業や個人の人まで幅広く利用されているのが運用型広告です。

街中の看板広告などとは異なり、運用型広告は特定の「広告枠」を購入しているわけではありません。同じサイトでもユーザーによって表示される広告が異なる仕組みを採用しています。例えばYouTube内の広告に関して言うと、「人によって表示される広告が違う」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。

関連記事:Web広告とは?種類やメリット、課金方式と運用方法について解説

運用型広告と予約型広告(純広告)の違い

運用型広告とよく比較されるのが予約型広告(純広告)です。運用型広告も予約型広告もあくまでWeb上の広告を指していることを理解しておきましょう。

予約型広告は街中の看板広告と同様に「特定の広告枠を買って、一定期間広告を表示し続ける」のが特徴です。つまり運用型広告とは異なり、予約型広告で購入された広告枠はどのユーザーが見ても同じ広告が表示されます。

運用型広告 予約型広告(純広告)
費用 少額から利用できる 基本的に高額な場合が多い
広告掲載期間 広告主が始めたいとき、やめたいときを自由に決められる どの期間掲載するのかをあらかじめ決めて、その期間は解約できない
広告の柔軟性 リアルタイムに修正や変更ができる 一度決めたら変更は基本的にできない

運用型広告は特定の属性を持ったユーザーにのみ広告を表示できる「ターゲティング」が利用できる一方で、予約型広告はターゲティングを利用できません。つまり、予約型広告では「どの広告枠を買うのか」が非常に重要だと言えるでしょう。

運用型広告の仕組み

運用型広告は「オークション形式」によって、広告が表示されるかどうかが決められています。広告が表示できるかどうかは通常のオークションと同様に、「どれだけ費用を出せるか」が重要な項目です。

ただ、それ以外にも「広告文と広告遷移先(LP)の関連度合い」なども考慮する必要があります。具体的な広告掲載の仕組みは各運用型広告によって異なるため、まずは概要だけ理解しておきましょう。

運用型広告の課金方式

課金方式 特徴
クリック課金(CPP) ・広告がクリックされるたびに費用が発生する

インプレッション課金

(CPM)

・広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する

動画視聴課金

(CPV)

・動画が視聴されるたびに費用が発生する
・最初の○秒以上再生された場合のみ費用が発生する種類もある

フォロー課金

(CPF)

・フォローされるたびに費用が発生する
・TwitterとLINEのみ利用可能

アプリインストール課金

(CPI)

・アプリがインストールされるたびに費用が発生する

これらすべての課金方式が必ず利用できるわけではありません。運用型広告の種類によって利用できる課金方式は異なります。

運用型広告のメリットは4つ

メリット1. 効果測定ができる

運用型広告は「広告にどのくらいの効果があったのか」をデータで確認できます。効果測定ができる項目の具体例は以下の通りです。

  • 表示回数
  • クリック数
  • コンバージョン数
  • 顧客獲得単価

広告の効果をデータで確認できるため、広告を日々改善しながら運用できます。逆に言うと運用型広告は「効果測定→改善」のステップが必要不可欠な広告です。

最初は費用対効果があまり良くない可能性が高いですが、改善を繰り返していくうちに効果を感じられる広告だと言えます。

もし今から広告運用を始めるのだとしたら、効果測定の重要性をあらかじめ理解しておいてください。

メリット2. 少額から始められる

運用型広告は基本的に「最低金額」は定められていないため、1日数百円から始めることも可能です。ただ、予算が少なすぎると広告が表示されない、もしくは表示されたとしてもクリック数が極端に少なくなってしまいます。

先ほども解説したように運用型広告は「効果測定」が非常に重要です。予算が少なすぎるとデータの蓄積が遅くなってしまい、広告の改善がしにくくなってしまいます。少額からでも始められますが、できれば月に3〜5万円程度は最低でも用意するのがおすすめです。

中小企業であれば月20〜30万円程度で運用している人が多い印象があります。

メリット3. ターゲティングができる

運用型広告は特定の人に向けてピンポイントで広告を表示できる「ターゲティング」が利用できます。不特定多数の人に向けて広告を表示するよりも、ターゲットを絞って表示した方が効果的なのは言うまでもないですよね。

運用型広告の種類によって利用できるターゲティング項目は異なります。ターゲティング項目の具体例は以下の通りです。

  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 職業
  • 興味関心

一度自社サイトに来たことがある人に対して広告を表示できる「リターゲティング(リマーケティング)」や自社の顧客に似たユーザーに対する「類似配信」などが利用できる場合も。複数のターゲティング項目を上手く併用することによって、費用対効果の高い運用を実現できます。

ただ、ターゲティング項目を最初から設定しすぎるのはおすすめしません。まずは広く広告を配信して、効果が悪い項目から絞っていくイメージで運用していきましょう。

メリット4. 柔軟な広告運用ができる

冒頭でも述べたように運用型広告は以下のような特徴があるため、柔軟な広告運用が可能です。

  • 広告の上限予算を決められる
  • 広告をすぐに修正・停止できる

例えば「今月は広告費以外に予算を使いすぎた」などといった緊急時でも、広告をその日のうちにストップできます。

特に広告の運用経験がない初心者の人は「広告運用を始めたいけど、無駄な予算がかかりそう」という悩みを抱えていることも多いでしょう。運用型広告はすぐに調整できるため、初心者の人でも安心して利用できると思います。

運用型広告のデメリット

デメリット1. 手間がかかる

運用型広告は広告運用を始めてからも引き続き手間がかかる傾向があります。

メリットのところでも解説したように、運用型広告は「効果測定→改善」のステップが非常に重要です。特に運用初期は改善するところが多く、ある程度効果を実感するまでには時間がかかるケースも多いでしょう。

また、安定的に効果を実感できたとしても、放置すれば広告の効果は下がっていく可能性が高いです。ユーザーの趣味嗜好や世の中の情勢は日々変化しており、競合他社も日々広告の改善に努めています。つまり、運用型広告は広告を利用している限り、日々微調整を重ねていく必要があるわけです。

ただ、安定してきてからは大幅な改善は発生しにくいため、そこまで大きな手間がかかるわけではありません。

デメリット2. 慣れるまで時間がかかる

運用型広告は慣れるまで時間がかかります。利用する媒体によって「ユーザー層」や「利用できる機能」などが違うため、他の広告を運用した経験がある人でもすぐに効果を実感できないケースも多いです。

また、改善方法も明確な「正解」があるわけではなく、個々の事例によって最適な方法は異なります。もちろんある程度改善のコツのようなものはありますが、実際に運用しなければ分からない部分も少なくありません。

初心者はもちろん、経験者の人でも慣れるまでにある程度時間がかかる点は理解しておくべきです。ただ、慣れてくれば比較的誰でも効果を実感しやすい広告の種類だと言えるでしょう。

運用型広告の種類一覧

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告(検索連動型広告)とは、検索結果の上部または下部に表示される広告です。GoogleもしくはYahoo!にて利用できます。「特定のキーワード」で検索したユーザーに対して広告を表示できるため、購買意欲の高いユーザーに限定して広告が配信可能です。

例えば神奈川県でマンションリフォーム会社を経営していたとします。この例の場合、以下のようなキーワードで広告を表示するのが効果的です。

  • 神奈川 リフォーム
  • リノベ 神奈川
  • マンションリフォーム 神奈川

ただ、リスティング広告はテキストしか使えないため、認知やブランディング目的での利用はおすすめできません。

リスティング広告についての詳しい内容は下記の記事をご覧ください。
関連記事:リスティング広告とは?利用すべき人の特徴とメリットを解説!

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ内に表示される広告です。リスティング広告とは異なり、テキスト以外にも画像や動画を利用できます。「広告配信面の広さ」と「利用できる広告クリエイティブの豊富さ」から、認知拡大やブランディングに効果的です。

ディスプレイ広告はGoogleとYahoo!が運営しているアドネットワークであるGDNとYDAから利用できます。

ディスプレイ広告についての詳しい内容は下記の記事をご覧ください。
関連記事:ディスプレイ広告とは?メリットやリスティングとの違いも解説!

SNS広告

SNS広告とは、その名の通りFacebookやTwitter、InstagramなどのSNS上に表示される広告です。ディスプレイ広告と同様に、画像や動画を用いた豊富な広告クリエイティブが魅力として挙げられます。

SNSによってはターゲティング精度が高く項目も豊富なため、自社の求めるユーザーに対してピンポイントで広告を配信できるでしょう。

SNS広告の詳しい内容や種類の比較は下記の記事をご覧ください。
関連記事:SNS広告とは?これを見ればどのSNSを利用すべきか分かる!

すでに特定のSNS広告に興味がある人は、下記の記事から興味があるSNS広告について見てみてください。

関連記事:Facebook広告とは?特徴や費用、配信場所などを詳しく解説
関連記事:Twitter広告とは?種類やメリット、仕組みなどを解説!
関連記事:Instagram広告とは?メリットや特徴、配信内容を解説!
関連記事:TikTok広告とは?出し方やメリット、種類などを解説!
関連記事:LINE広告とは?運用するコツやメリット、ターゲティング項目についても解説!

YouTube広告(動画広告)

YouTube広告は、SNS広告の1つとして分類されることもありますが、他のSNS広告とは特徴が異なるため別々に解説します。

近年「動画を用いた広告」の注目度が高まってきており、その要因の1つがYouTube広告です。他の広告とは異なり「必ず視聴してもらえる」という特徴があります。YouTubeを見ようとすると、広告が出てくることをイメージできるのではないでしょうか。他の広告と比べても伝えられる情報量が多いため、上手く活用すればユーザーの印象に残りやすい広告の種類だと言えるでしょう。

YouTube広告については下記の記事をご覧ください。
関連記事:【2023年最新】YouTube広告の概要やメリットなどを解説!

運用型広告は少額から始められるため初心者の人にもおすすめ!

運用型広告は広告の自由度が高く費用も抑えられるため、初心者の人にもおすすめです。

「どうしても人材が足りない」という人は広告代理店の利用も検討してみてください。

広告代理店を利用すれば広告運用の業務を丸投げできるため、今ある業務に支障なく運用型広告を利用できます。

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WebライターのKouと申します!2022年東京理科大学卒業→IT企業(東証プライム)にWebマーケ職として就職。出身地は島根県で、顔の濃さはしじみくらい、心の広さは宍道湖くらいです。Webライター歴8ヶ月で得意ジャンルは金融・マーケティング。

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