「SEO外部対策って具体的に何をするの?」「内部対策と何が違うの?」と疑問に思っている人も多いでしょう。
SEO外部対策は、サイトを上位に表示したいのであれば必要不可欠な施策です。「記事を上位表示させられるなら何でもやりたい」と熱意のある人も多いですよね。そこで本記事ではSEO外部対策とは何を意味するのか、「初心者はまず何をすべきなのか」について解説します。
[st-midasibox-intitle title=”本記事で分かる内容は以下の通りです。” webicon=”st-svg-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- SEO外部対策の意味
- 内部リンクとの違い
- 被リンク以外のSEO外部対策
- SEO外部対策で何をすべきか
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SEO外部対策とは被リンクとサイテーションの2つを獲得すること
SEOの外部対策とは「被リンク」と「サイテーション」の2つを獲得することです。各ワードの説明は以下をご覧ください。
[st-mybox title=”被リンクとは” webicon=”st-svg-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
他社サイトに自社のリンクが貼られること
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[st-mybox title=”サイテーションとは” webicon=”st-svg-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
ネット上(SNSを含む)で社名やサービスについて話題にされること
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両者のうち、SEOにより深く関わるのは「被リンク」で、「被リンク>サイテーション」の式になるでしょう。
さりながら最近はSNSの流行によって、サイテーションも重要視されてきていると言われています。注意点として、Googleが公式でサイテーション獲得とSEOの関係性を明言していないことが挙げられます。しかしSEO施策は「公式が明言していない=効果がない」とは言い切れません。筆者の個人的意見としては、SEO以外にもメリットが大きいためサイテーション獲得にも注力すべきだと思います。
SEO外部対策が重要な理由は検索順位に深く関係するから
SEOの外部対策が重要な理由は「検索順位に深く関係するから」です。Googleの「Google が掲げる10の事実」の「4. ウェブ上の民主主義は機能する。」で明言されている通り、被リンクは検索順位を決めるにあたって重要視されています。
昔のSEOであれば、被リンクで重要なことは「数」でした。貼られているリンク数が多ければ多いほど良かったのです。対策として、外部から被リンクを数百本購入する方法が横行していました。
しかし現在では被リンクで重要なのは「量と質」の両方です。もっと詳しく言えば「量=被ドメイン数」と認識してください。1つのサイトからたくさんの被リンクを貼られるよりも、多数のサイトから被リンクを獲得できた方が検索エンジンに適します。
質に関しては「自然リンク」でなければペナルティを受ける可能性があります。「自社の運営するサイト間での被リンク」を意味する「自作自演リンク」も、ペナルティ対象となる可能性もゼロではありません。
ただ、自然な範囲であればペナルティを受ける可能性は少なく、一概に「やめておくべき」とは言えません。常識的な範囲であれば被リンクとしての効果を発揮するため、1つの手段として念頭に入れておきましょう。
SEO外部対策と内部対策の違いはWebサイト内の施策かどうか
SEOを調べるにあたって、SEO内部対策もよく耳にするワードだと思います。それぞれの違いは下記をご覧ください。
- 外部対策:被リンク獲得など、サイト外で注力する施策
- 内部対策:Webサイト構造などのWebサイト内の施策
内部対策の具体的な施策は以下の通りです。
- 内部リンクの最適化
- サイトマップの作成/送信
- URLの正規化
以上の項目の中で1つでも「それって何?」と思った人は以下の記事を参考にしてみてください。内部リンクもSEO施策の中で非常に重要な1つです。
参考記事:まず押さえるべきSEOの内部対策7選!プラグインやツールも紹介
被リンク獲得方法は4つ
まず初めに、SEO外部対策のうち「被リンク」に焦点を当てます。被リンク獲得方法として代表的なものは以下の3つ+1です。
[st-mybox title=”+1はこちら。” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#FFD54F” bordercolor=”#FFD54F” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
同ジャンルのメディアと相互リンクを貼る
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一次情報を提供する
アンケート調査などで得た「1次情報」を記載した記事は被リンクを獲得できる可能性が高いです。
1次情報は他にはない情報となるため、替えがききません。つまり、提供する1次情報に価値があればあるほど被リンクを多く獲得できるでしょう。
例えばダイエットに関する記事を書く際、アンケートにて「1万人聞いた、最も楽にできたダイエット方法」を調べてまとめたとしましょう。
ダイエットに効果的な方法は数多くありますが、「実際にどれが楽に痩せられるのか」は実体験なのでリサーチしても分からない情報ですよね。
したがって、各社メディアも「ダイエットに成功した多くの人は〜のような方法を選んでいます」といった形でアンケート調査を引用してくれる可能性が高いです。
アンケート調査はクラウドワークスやランサーズなどでも比較的簡単にできるため、ぜひ利用してみてください。
アンケート以外にも、各種サービスの比較表なども被リンク獲得に有効的です。結局は「どこにもない有益な情報」を提供することを心がければ自然と被リンク数は増えていくでしょう。
他サイトに寄稿する
「他サイトに記事を執筆して提供すること」も被リンク獲得の手法です。記事を執筆して「この記事を書いた人」のような欄に被リンクを貼ってもらう方法となっています。
相手側にとっては記事を執筆する手間が省けるため、比較的被リンクを獲得しやすい手法と言えるでしょう。
ただ、相手側が「この人なら記事の依頼をしても良いかな」と思ってくれなければ寄稿はできません。したがって、運営するメディアやブログなどにある程度の知名度があった方が良いです。
また、寄稿は被リンク獲得だけではなく新規ユーザーの獲得にも効果的だと言えるでしょう。記事を読んだ人の一部が自社サイトに流れてくるため、被リンク獲得以外にもメリットが得られます。
自社の専門性と近いメディアにコンタクトを取って、記事を執筆させてもらえないか依頼してみましょう。
法人に対して営業をする
被リンクを獲得するために営業を行うのも1つの手段です。被リンク獲得に「営業」と聞くと違和感を感じる人も多いと思います。
しかし海外では一般的な被リンク獲得方法で、国内でも被リンク獲得の営業をしている人も少なくありません。可能性は高くはないですが、チャレンジしてみる価値は大いにあるでしょう。
例えば「奈良でおすすめの温泉8選」の記事を執筆した際、紹介した奈良の温泉に対して「紹介したので、HPリンク貼ってもらえませんか?」などと営業をします。
もちろん「被リンクを貼る場所」などは相手方に考慮した上お願いする必要があるため、相手にとってもメリットがある形で提案するのがおすすめです。
被リンクで営業をする場合には、以下の2点を意識しましょう。
- 自分に権威性がなければ難しい
- 中小企業を中心に営業をする
自分のメディアやブログにある程度の権威性がなければ被リンクは獲得できないでしょう。大前提として、被リンクを貼ることによって「貼る側」にもメリットがなければなりません。
例の場合に関して言えば、自社の温泉紹介メディアにある程度の実績がなければ「温泉の経営側」にメリットを提供できないと思います。
また、営業する対象は中小企業を中心に行うのがおすすめです。大手企業から被リンクを獲得できればインパクトは大きいですが、おそらく難しいケースが多いと思います。
営業コストを気にしないのであればチャレンジしてみるのも良いですが、効率的に営業をするには中小企業を狙って営業をしてみましょう。
同ジャンルのメディアと相互リンクを貼る
相互リンクとはメディア間で相互にリンクを貼る手法です。お互いにリンクを貼ることによって「相互に被リンクを獲得しよう」といった戦略となっています。
ただ、相互リンクはペナルティを受ける可能性があるため、やりすぎるのも推奨できません。また、被リンクは相互リンクよりも「一方方向のリンク」の方が効果的だとも言われています。
したがって、被リンクの効果を最大限高めるためには相互リンク以外の方法でリンクを獲得する方が無難だと言えるでしょう。
どこからがペナルティ対象かは明言できませんが、相互リンクも1つの手法として頭の片隅に入れておくようにしてください。
サイテーション獲得方法は3つ
サイテーション獲得方法は以下の3つです。
冒頭でも説明したように、サイテーションは被リンクほどのインパクトはありません。ですがサイテーションを獲得することは、SEO的な意味だけではなく集客そのものに関わってきます。ひとつづつ解説していきます。
サイテーション獲得方法1:SNSの運用を行う
SNSの影響力は若者を中心に中高年にも広がりつつあり、企業においても有効なマーケティング手法として活用されています。テレビCMなどを打てば知名度は急上昇すると思いますが、費用面で難しいケースも多いと思います。その点、SNS運用は無料でサイテーション獲得ができるのです。
SNSで自社の会社名、商品名をまず知ってもらい、どんどん認知度を上げていくことで最終的に商品・サービスの販売につなげましょう。
「じゃあどのSNSを始めればいいの?」と迷う人も多いと思います。下記の記事に各種SNSの特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:SNSマーケティングとは?企業が行うべき理由と活用方法をご紹介
サイテーション獲得方法2:分かりやすい名称にする
これから新しくサービスを始めたりブログを作る場合、「分かりやすい名称」で作成しましょう。ユーザーがサービスを拡散するとき、名称が覚えにくかったり、人によって言い方が異なると効果が低くなってしまいます。
例えばサービス名が「エス・イー・オーlaboratory」だと想定してみましょう。ユーザーはこのサービスについて触れる場合、どういう風に表現すればいいのか迷いますよね。「エスイーオーラボラトリー」か「seo laboratory」なのか、はたまた別の区切り方なのかは人それぞれだと思います。
Googleは「Google」もしくは「グーグル」と表現されていますね。何通りも呼び名があるよりは、1〜2個に限定されている方が好ましいです。
サイテーション獲得を意識するのであれば、呼びやすい名前、覚えやすい名前、かつ他のサービスとの類似性が低い名称を意識しましょう。
サイテーション獲得戦略3:シェアボタンを設置する
サイト内のコンテンツに「シェアボタン」を設置する方法もサイテーション戦略として有効です。特にXやFacebookは利用者も多く拡散性が高いため、必ずつけるようにしましょう。
ここで「SNSでシェアされること=被リンクになる?」と思われる方も多いと思います。残念ですがSNSでリンクを貼られたとしても被リンクとしての評価にはなりません。
SNSでシェアされた場合のリンクには「nofollowタグ」が設定されます。「nofollowタグ」は、Googleクローラーに対して「このリンク先は評価しないでください」と指示するタグなので、被リンクとしての効果は発揮されません。
ですが、SNSでシェアされることによってより多くのユーザーの目にとまり、サイテーション獲得の観点では効果的です。WordPressを使っている場合には「AddToAny Share Buttons」などのプラグインにて簡単にシェアボタンが設置できるため、ぜひ導入してみてください。
SEO外部対策は上位表示させるのなら必須
SEOの外部対策、特に被リンクについてはGoogleが公式で重要視している指標です。「サイトを上位表示したい」と思っているのであれば必ず行いましょう。
被リンク獲得は思ったよりも専門性が高く、海外では「被リンク獲得部門」のような組織が会社内に存在している場合もあります。被リンクを獲得することは簡単ではありませんが、獲得できた時のインパクトが大きいため、1つずつでも挑戦してみることをおすすめします。
そしてサイテーション獲得はSEO以外にもさまざまなメリットが得られるため、こちらも並行して行っていきましょう。
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